04.20.23:47
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10.18.09:03
![]() これは土地の気候に合わせたもので、合理的は合理的。 しかし、その分だけ長く保つものではない。 法隆寺その他の建築物は、定期的な修繕を繰り返すことで現代までその姿を残している。 ギリシャをはじめとする西欧は石・レンガによる建築が中心。 もちろん徐々に風化はしていくが、その保ち方は日本の比ではないだろう。 街の中に、現代のビルと古代の建築物が同居している。 日本人の目から見ると、どことなく不思議な印象である。 変化し続けることが魅力である街もあれば、悠久の過去に想いを馳せることが魅力の街もある。 前者が過去を切り捨てているわけではないだろうし、後者が過去に捕らわれているとも限らない。 ともに<現在>を生きている街であるのだから・・・。 写真は「ガレリウスの凱旋門」。 ローマ軍とササン朝ペルシアの戦いでローマ軍が勝利した時、それを記念して303年頃に建てられたもの。 表面に当時のガレリウス皇帝の勝利をたたえるモチーフが刻まれている。 この門のすぐ前では、街のひと達がのんびりとカフェを楽しんでいたりする。 そして、門のすぐ横は大通りであり、ひっきりなしに車が走っているのである。 PR
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10.14.07:54
![]() 外国に限らず、旅行での愉しみは食べることと買い物だという方が多いだろう。 残念ながら、僕はそのどちらにもあまり当てはまらない。 特に<食>。 もともとそんなに健啖ではないのだが、旅先ではそれに輪をかけて食べなくなる。 ギリシャで手軽に入れる食堂はタベルナ(TABERNA)と呼ばれている。まぁ、居酒屋の延長みたいなもの。 実際にはどこの店でも外にたくさんテーブルと椅子が並べられ、中で食べている人よりも外で騒いでいる人の方が多い。 イタリアのオステリアやスペインのバールも似たようなもの(だと個人的には思う)。 今回の滞在中、タベルナには一度も入らなかった。 では、いったい何を食べていたのか?? ギリシャの一種のファストフードに「ギロ(GYROS)」がある。 巨大な肉(大体豚か羊)の塊を金属棒に突き刺し、それを垂直に立ててぐるぐる回しながら縦長の炭火などでこんがりと焼く。 で、焼けた部分をこそぎ落として「ピタ」と呼ばれるパン(?インドのナンを想像してみて欲しい)にどっさりと載せる。 さらにそこにフライドポテト・トマト・マスタードなどをたっぷりと載せてぐるりと丸めて出来上がり。 これが非常に美味い。 ファストフードのチェーン店もあり、そこでも売っているが、それ以外の小さな店もたくさんあり、店ごとに味が違うのだ。 焼き加減やソースの微妙な違いなど、個性が現れていて面白い。 大体お値段が1〜2ユーロ。 で、別にビールを買っても3〜4ユーロでおさまる。 やみつきになり、夕食はたいがいこれですませた。 もったいないと思われるだろうか? 僕は満足している。 写真はその「ギロ・ピタ」にビール二本つけた、とある日の夕食。 |
10.06.09:05
![]() ようやくギリシャの地に足をおろす。 テッサロニキ着、午前1時30分。 出発ロビーの方には、午前3〜4時発の飛行機を待つひとたちがたくさんいるのだろうが、さすがに到着ロビーは閑散としている。 荷物が出てくるのを待って、タクシー乗り場へ。 海外旅行の時にあれこれと言われるのがいわゆる<白タク>のこと。 しかし、時間が遅いせいもあるのか、タクシー乗り場以外で客引きをしているのは見かけなかった。 乗り場に近付くと、運転手のにいちゃんが運転席から降りてきて、トランクにスーツケースを放り込んでくれた。 宿泊先のホテルの名前と住所を書いた紙を見せる。 「Hotel ○○?」 「Ya!」 「OK!」 後部座席に滑り込む(ドアは日本のように自動ではない)と、車は市内へと向かう。 テッサロニキの空港は、市内からおよそ16-7Km離れたところに位置する。 右側走行で、時速80-100Km前後で疾走するタクシー。 他人の運転する車に乗る機会がほとんどなくなっているためか、メーターのスピード以上に速く感じる。 道端で煌々と照らされている、様々な看板。 そこに書かれたギリシャ文字を見ると、異国にいることを改めて認識させられる。 20分ほどのドライブで、タクシーはホテルに着いた。 メーターは12ユーロ強。 10ユーロ札を二枚手渡すと・・・戻ってきたのは3ユーロ。 ? 細かな数字は覚えていないが、トランク使用料と空港使用料が追加されているのだろう。 あとはチップ。大体料金の5〜10%だった筈。 ・・・ボラれている訳ではなさそう。素直に車を降りる。 トランクからスーツケースをおろしてくれた運転手に「Thanks」と一声かけて、ホテルのロビーへ。 写真は、一昨年のバルセロナ行の時のお土産で、現地タクシーのマスコット。 ホントにこんな感じのカラーリングなのです。 |
10.02.10:54
![]() スイスのチューリッヒ空港に到着。 ここで約7時間の乗り継ぎ待ちとなる。 2004年に<ドックE>と呼ばれる国際線専用ターミナルが出来、日本からの飛行機はそちらに到着する。 そこから地下ケーブルカー(エアトレイン)を使って<ドックA>(ヨーロッパ線)のあるターミナルへ移動。 この移動の時点から後、ほとんど日本人をみかけることはなくなった。 移動したターミナルには「エアーサイドセンター」と呼ばれるショッピングゾーン中心のエリアがある。 まだ完成して一年ほどしか経っていないらしく、非常に奇麗。 免税店その他をちらちらと覗きながら時間をつぶす。 もちろん、この時点で荷物を増やすつもりはない。 ひとつ気になっていたのは、通貨の問題。 ギリシャはEU加盟国で通貨はユーロ。一方、スイスの通貨はスイス・フラン。 ユーロからの両替が必要かと思っていたのだが、少なくとも空港内ではユーロでも支払う事ができて一安心。 ちなみに、一昨年のバルセロナ行の時に乗り継ぎとなったロンドン(ヒースロー空港)では、ユーロは駄目でポンドへの両替が必要だった。 滑走路の見えるラウンジに腰かけ、外を眺める。 羽田空港第二ターミナルもそうだが、自然光が最大限に取り込めるような構造になっている あと4時間、まだ先は長い。 写真は待ち合いラウンジ。 |
09.30.07:57
この三年、毎年9月にヨーロッパに行っている。
「9月」、いわゆる夏休みの時期をはずしている為か、あまり日本人を現地で見かけることがない。 まぁ、昼間の時間は仕事で閉じこもっているし、いわゆる<観光名所>にはそれほど興味がないためでもあるが。 それでも、成田発着の飛行機の中は日本人の方が多い。 特に帰りの飛行機。 カウンターにずらりと日本人が並んでいるのを見ると 「帰りたくないなぁ・・・」 とつい思ってしまう。 今回の帰りの機内。 スイスという国のためか、チョコレートを山と買い込んでいるご婦人方の団体。 幸い、その方々とは席は離れた。 一回目の機内食の時間。 大体この後にトイレが混むため、空いてれば今のうちに、と後方の<occupied>ランプを見ようと振り向いた瞬間。 「 は い 、 あ ー ん し て ( は ぁ と ) 」 をやっている男女のカップルを目撃。 をいをい、と内心苦笑いしながら改めて機内を見回すと・・・ 男女の組み合わせの隣同士が、僕の周囲だけでも6〜7組。 毛布をかけて寄り添って眠っていたり。 座席から立つ時に微妙なボディータッチをしていたり。 ・・・ハネムーンツアーの帰りの便にぶつかったらしい。 うらやましくなんか・・・ orz。 |