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日々是好日〜読書日記〜{Revised ed.}

ありとあらゆる本の読後感想。時に映画・旅・恋愛ネタなど。
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04.20.22:11

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12.26.09:03

開いててよかった・・・

日本の街中はコンビニが濫立している。
ちょっとした買い物はすべてこなしてしまうことができる。
逆にその便利さに慣れてしまうと、「コンビニのないところ」に行った時にちょっと困ったことになってしまう。

テサロニキの街にも、ちょっとした買い物ができる店がたくさんある。
ペリープテロ(περιπτερο)と呼ばれる露地の小さな売店。
日本のキオスクが駅構内から街中に飛び出した、と思ってもらうといいかもしれない。
100mおきくらいにあるような印象を受けた。
とにかくいろんな小物を売っている。
僕が一番お世話になったのはミネラルウォーターとビール。
大体前者が0.5ユーロ、後者でも1ユーロするかどうか。
その他にも、切手・テレカ・バスチケット・新聞など。

怪しげなオミヤゲ(あえてカタカナで書く)も扱ってたりする。
扇子が置いてあったり、(日本で言う)路上のガイジンさんが売ってるようなアクセが置いてあるところも。

さらに目立つのが、ハダカが表紙の雑誌やブロマイド。
女性だけでなく男性のモノもある。
ただ、扇情的な印象はあまり受けなかった。
単に僕の好みではなかっただけかもしれないが・・・。

写真は、列車での移動前にペリープテロで購入したもの。
2.5ユーロだったように思う。
こういうのの方が、水より高い・・・。
PICT1084.jpg
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12.01.10:03

生兵法は怪我のもと?

ギリシャの鉄道は、国鉄(OSE)と呼ばれている。
日本人が一番利用するだろうエレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港から入国し、アテネを中心として動くときには、それほど利用することはないのかもしれない。
でも、陸路を介してギリシャ入りする時には、今回のテサロニキを経由して国際鉄道から乗り換えることになる。

仕事の一区切りついた翌日、観光を兼ねてとある景勝地まで足をのばすことにした。
<迷い方>にはバスを使っての移動が書かれているが、地図では肝心のバスターミナルの位置が描かれていない。
宿泊していたホテルからだとテサロニキ駅のほうが近かったので、列車を用いる事に決めた。

自動発券機はなく、対面で切符を買うことに。
片手にギリシャ語の会話集を持ち、カウンターの(妙齢←ここがポイント)女性に

「Ενα εισιτηριο για ○○ παρακαλω」
[エナ イシティリオ ヤ ○○ パラカロー]
(○○までの片道切符を一枚)

・・・一応は通じたようでオンラインの端末を操作しているが、何かもの凄い勢いでまくしたててくる。
ゆっくり話されてもおそらく分からない、それをまさしくマシンガンのように畳み掛けてくるのだ。
こちらは顔面蒼白。「Sorry, I don`t speak Greek」と言うのが精いっぱい。
英語に切り替えられても、その勢いでは聞き取れないだろうけれど。

切符を手渡されるが、さらにマシンガン攻撃は続く。
朝が早い時間ではあったが、僕の後ろに何人かお客さんが並び始めた。
仕方ない・・・と思い、試しに窓口から脇へずれると、件の女性は何事もなかったかのように次のお客さんへ対応を始めた。

「用事すんだんでしょ?まだ何かあるの?後がつかえてるから早くどきなさいよ!」
とでも言われていたのだろうか?

恐怖症の一覧であるThe Phobia List日本版の中に「Hellenologophobia(ギリシャの言葉or複雑・科学的専門用語への恐怖)」を見つけ、あの時の自分はこの状態になってたんだろうな・・・と思った次第。

写真は目的地へと向かう列車を左前からパチリ。
日本だと地方の単線・鈍行といったイメージ。実際、ドアは半自動(自分でボタンを押して開ける)だった。



PICT1083.jpg

11.13.20:29

「オラといっしょにぱらいそさいぐだ!」


200511133c5b8e0d.jpgテサロニキの街中で新しいもの/古いものを問わず多くの教会に出くわした。
かの地の宗教はギリシャ正教会が中心。
ガイドブックによれば、街なかで方角がわからなくなった時に教会が役立つという。
入り口が西、祭壇が東と決まっているのだ。
見知らぬ土地では迷うのがお約束になっている僕だが、その「迷うこと」自体を楽しんでいるので、お世話になることはなかった。

無宗教な日本人である僕が教会の中へ立ち入るのは、真摯な信者の人たちへの冒涜のような気がし、中を覗くこともしなかった。

街中を当然のように闊歩する、<ラーソ>と呼ばれる黒衣をまとった聖職者たち。
聖人や天使たちを描いた聖像(イコン)の複製品を売る商店。
教会の中までは入らなくても、道角にある祭祠(と言っていいのだろうか?)に入り、祈りを捧げ灯りをともしていく人々・・・。

<宗教>と考えると重くなる。
人々の生活の中に空気のように存在する、「なくてはならないもの」なのだろう。

写真は、テサロニキから少し離れた景勝地でみかけた、小さなイコンをまつった祠(?)。

今回のタイトルは、11月19日より公開される奇談の原作、「生命の木」(諸星大二郎)の中のセリフ。

To Be Continued

11.05.09:05

♩地球はひとつ〜♩


2005110519a9bbef.jpg昨年のヴェネツィア行の時に、たまたまビエンナーレを観る幸運に恵まれた。
そして、そこで見た「日本館」に度肝を抜かれた。
・・・という話を以前書いた

日本が誇れる(??)文化(???)としてのコミック・ジャパニメーション
そしてOTAKU。

ただ、すべての「日本製(略)」に興味をもつ外国人がO(略)という訳では、もちろんないだろう。
PEANUTSやディズニーキャラに興味があって、いくばくかのキャラクター商品を持っている、というだけでその人がO(略)とは言えない。

それでも、cartoonではなくcomicのキャラ商品を異国でみかけると、ついつい目がいってしまう。

テサロニキから列車で2時間弱の景勝地に行こうと乗った列車の中で、ドラゴンボール(アニメ版?)のバックパックを見かけた。
・・・よもやギリシャの地でそんなものを見かけるとは思いもしなかった。
ついつい写真に撮ってしまった。
こっそり撮ったので、ピンボケなのはお許しを。

To Be Continued

10.28.07:55

The Sun is my Enemy〜太陽は僕の敵〜


20051028c48afe3c.jpgテサロニキの街中を歩いていて気がついたこと。
車椅子や義肢・杖などを扱っている店が多い。
そして、眼鏡屋がけっこうたくさんあった。

街中を行く人たちの半数・・・まではいかなくても、かなりの数の人がサングラスをかけている。
しかも、かなり黒々としたこんな感じのモデルばかり。

滞在最初の数日は、昼間に出歩かなかったこともあり、理由が分からなかった。
しかし、日中に海辺に出ると、サングラスの必要性がひしひしと感じられた。

なんと言えばいいのだろう、太陽の存在感が日本とはケタ外れなのだ。

海に面した、エレクトラパレスホテルなどの立ち並ぶアリストテレス広場を散策するとよく分かる。
直射日光のほか、海からの照り返しの光で目が痛くなる。
白内障などの眼の病気が特に多い、というわけでもないのだろうけれど、保護の目的でサングラスは必需品のように思えた。

海辺のオープンカフェで、濃い目のサングラスをした男女(男同士・女同士でも可)が語り合う・・・
うまくすれば一葉の絵になるだろう。
でも、日本人がやるともう一歩スタイリッシュに決まらない気がする。

写真はアリストテレス広場界隈を海側から撮ったもの。
このまま観光案内にでも使えそうな雰囲気。

To Be Continued