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日々是好日〜読書日記〜{Revised ed.}

ありとあらゆる本の読後感想。時に映画・旅・恋愛ネタなど。
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04.27.02:36

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11.13.20:29

「オラといっしょにぱらいそさいぐだ!」


200511133c5b8e0d.jpgテサロニキの街中で新しいもの/古いものを問わず多くの教会に出くわした。
かの地の宗教はギリシャ正教会が中心。
ガイドブックによれば、街なかで方角がわからなくなった時に教会が役立つという。
入り口が西、祭壇が東と決まっているのだ。
見知らぬ土地では迷うのがお約束になっている僕だが、その「迷うこと」自体を楽しんでいるので、お世話になることはなかった。

無宗教な日本人である僕が教会の中へ立ち入るのは、真摯な信者の人たちへの冒涜のような気がし、中を覗くこともしなかった。

街中を当然のように闊歩する、<ラーソ>と呼ばれる黒衣をまとった聖職者たち。
聖人や天使たちを描いた聖像(イコン)の複製品を売る商店。
教会の中までは入らなくても、道角にある祭祠(と言っていいのだろうか?)に入り、祈りを捧げ灯りをともしていく人々・・・。

<宗教>と考えると重くなる。
人々の生活の中に空気のように存在する、「なくてはならないもの」なのだろう。

写真は、テサロニキから少し離れた景勝地でみかけた、小さなイコンをまつった祠(?)。

今回のタイトルは、11月19日より公開される奇談の原作、「生命の木」(諸星大二郎)の中のセリフ。

ギリシャ正教会を含む「東方正教会」に関しての国内サイト集はこちら

東方正教の認めるイコンを描くためには、きちんとした勉強が必要なのだという。
日本でおそらく唯一(らしい)の女性イコン画家として山下りんがいた。

ギリシャ正教会の<聖地>とされるアトス島は、1406年以来現在にいたるまで女人(どころか動物の牝も)禁制。
時代錯誤な・・・と思われるだろうか?
そうではないだろう。
彼の地にて、修道者たちは神の世界を守り、福音を具現しようとしているのだ。

男子禁制・女子禁制の話は、ジェンダー論と、そこから派生する様々な(そして独善的・我田引水的)議論にすり変えられていきかねないのでここでは避ける。

・・・ホントウは今日の午前中にupしたかったのだが、9時から19時すぎまで仕事に忙殺されていたので今になった。
素直に明日の記事にすればいいのだが、すると<美>が崩れる(笑)ので・・・。
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無題

諸星大二郎を映画化!
まず、あの人が描くあの独特な風貌の人間達が現代の日本人(の役者さん)
じゃないような気がしちゃうんですが。
でも怖いモノ見たさで見たいような...

無題

美・・・そんな法則があったなんて、、確かに綺麗です(笑)
海外へ行くと
>生活の中に空気のように存在ry
を実感します。
日本もそうなんだろうけど・・・。

無題

>>無宗教な日本人である僕が教会の中へ・・・・・
僕ぁ宗教に関係なく入れるところは(w)可能な限り入りますが、入ってよいと言われたにも関わらず怒られたことも何度かありますなぁ。w

それにしても、この小さな祠?いいですな。
なすび画廊みたいで。(w)

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