05.10.19:41
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05.12.09:08
ヒトというのは、「数字」に弱いイキモノのようだ。
(数学、ではない。念のため) TVの視聴率、内閣(総理)の支持率、自分の年代での平均貯蓄額、 子供にかかる養育費、GWの海外旅行者の人数・・・。 具体的な数字ー特にパーセンテージーを示されると、あたかもそれがすべての真実であるかのように思えてしまう。 そして、その数字に自分が当てはまらないと、何となく不安になる。 当てはまらない自分は、どこか違うのだろうか? 数字の後ろには、様々なトリックがかくされているのだろう。 そこまでを知る術は、受け取る側のわれわれには(通常)ない。 そうして提示された「数字」はひとつの<事実>であるとして受けとめるとして。 問題なのは、その「数字」から、さらに「自分がどう考えるか」ではないだろうか。 今日の一冊。 「世界を見る目が変わる50の事実」 (ジェシカ・ウィリアムズ、草思社) アメリカ人の3人に1人は異星人が地球に来ていると信じている 違法ドラッグと医薬品の市場規模は4000億ドルでほぼ同じ 毎年200万人の女性が「割礼」を受けている ・・・など、具体的な数字を挙げることで、この世界の姿を明らかにしようとする一冊。 自分で判断する力を見失わないこと。 難しい、けれど、大事なこと。 BGM. Dark Side Of The Moon by PINK FLOYD 東芝EMI TOGP-15001 PR
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05.10.09:07
自分が小さかった頃のことを思い出してみる。
まわりの大人たちが、とても遠い世界の住人のように思えた。 二十歳・三十歳なんて年齢が、いずれ自分の身にも訪れることになるのだろうか? もし訪れるとしたら、何か大きな変化があるのだろう・・・ 世界を変えてしまうような。 実際に過ぎてみると、「劇的な変化の瞬間」はなかったように思う。 それでも、誰にでも 「あの時に自分が変わった」と感じる<時>(瞬間、という意味でなく)はあるだろう。 壁にぶつかり、乗り越えようともがき。 時には乗り越え、時には遠回りをして。 卵の殻をやぶり、古い皮を脱ぎ捨て、サナギから羽化する・・・ そういう成長・そして、変身。 今日の一冊。 「変身の神話」 (ピエール・ブリュネル、人文書院) キャロル「不思議の国のアリス」・カフカ「変身」など、<変身>をテーマにした古今東西の作品から、その独創性・普遍性を解読する。 自分の殻に閉じこもることは、悪いことではない。 それが更なる前進のための、準備であるのなら。 |
05.08.09:30
JRの事故からまもなく半月がたとうとしている。
当事者のひと達(JR関係者、乗客、調査関係者)にとっての<半月>と、それ以外のひと達にとっての<半月>は、 おそらく流れる早さが異なっている。 これは今回の事故に限らず、どんな話題でもそうだろう。 当事者たちの「時間」は、その瞬間から歩みを止めてしまったかのようになる。 ひとつひとつの事実・疑問が解決されないことには先に進まない。 他者(傍観者)の「時間」は、普段と変わらず流れて行く。 新たな「話題」が提供されれば、以前の「話題」に対する<時間>は加速度的に過ぎ去っていくことだろう。 新たな話題は次から次へと提供される。 そして、それは煽情的であるほど歓迎される。 人々の胸の中にある、<関心><期待>に応えられるような、話題。 たとえそういう話題でなくても、期待されるようなものに改変させられる事も多いだろう。 記事の書き手によって・・・。 今日の一冊。 「三面記事の栄光と悲惨ー近代フランスの犯罪・文学・ジャーナリズムー」 (ルイ・シュヴァリエ、白水社) 19世紀半ばから20世紀半ばにかけてのフランスで、人々の関心をひきつけ、文学・映画にも 影響を与えた「三面記事事件」の本質にせまる一冊。 事件が持つのは蜜の味。 習慣性・依存性のある、毒の混ざった蜜の味。 BGM. Bedside Manners Are Extra by Greenslade Arcangelo ARC-7078 |
05.06.09:05
「夜の闇」が街から遠ざかって久しい。
自動販売機・街灯・24時間営業のコンビニ・深夜営業のダイニングレストラン。 街は眠りを忘れ、ひとは夜の住人となる。 闇の中から何かが立ちのぼるのを恐れるかのように。 時々、街を離れ、夜空を見上げに行く。 眼鏡を手放せないため、生の星空を見ることはできない。 それでも、満天の星を見つめていると、ふと物悲しくなる。 ちっぽけな自分、ちっぽけな世界(地球)。 今この瞬間、同じように空を見上げているひとは、どのくらいいるのだろう? そして、地球以外の星でも、同じように見上げている生命は、いるのだろうか?? 後者に対する答えは・・・ 「いるかもしれないし、いないかもしれない。」 もし他の星の生命が、地球に(理由を問わず)やってくるとすれば、その手段は決まって(決めつけられて)いる。 未確認飛行物体(Unidentified Flying Objects) すなわちー U.F.O.。 今日の一冊。 「人類はなぜUFOと遭遇するのか」 (C.ビープルズ、文春文庫) 本来神話のない「アメリカ」という国で、いかにして「UFO神話」が形成されていったかを徹底的に検証する一冊。 宇宙(そら)からやってくるものは、神か、悪魔か? それを決めるのは、受け手である我々のこころ。 BGM. 3rd. Perspective by United Future Organization Universal PHCR-1490 |
05.04.09:10
日本人の平均寿命は、世界でもトップクラスになっている。
女性で84.6歳。ものの本によれば、向こう60年の間に100歳の大台に乗るのではないかと言う。 現実には、「生きている」のか「生かされている」のか分からない状態の人も多い。 充実した<生>を送っていると言えるのか? どちらがいいことなのかは分からないし、立場上、言及することはできない。 自分のことであれば延命などごめんこうむる。 でも、愛するひとには少しでも長く生きて欲しい。 残されるものたちのエゴ。 しかし、どうあがいてもいずれはゴールはやってくる。 トップでリボンを切れるか、不本意な順位で終わるか、それは分からない。 でも、ゴールのあとに、ウィニングランでもう一周くらい走りたい。 その時には、本レースではまず体験できないことを体験してみたい。 それがひとの役に立てるのならば、なおさらのことだ。 今日の一冊。 「死体はみんな生きている」 (メアリー・ローチ、NHK出版) 手術の練習台、医学生の解剖、車の衝突実験から、はては堆肥(コンポスト)まで・・・。 死後でなければできないこと、死後だからこそできる、生きているひと達への貢献を、きわめて率直に述べた書。 自分の生きた証をどこかに残したい、と思う。 たとえその証を自分の目では見られないとしても。 BGM. Animal Lover by The Residents Mute US B0007LLP06 |
