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日々是好日〜読書日記〜{Revised ed.}

ありとあらゆる本の読後感想。時に映画・旅・恋愛ネタなど。
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03.29.01:47

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05.08.09:30

当事者の時間、傍観者の時間

JRの事故からまもなく半月がたとうとしている。
当事者のひと達(JR関係者、乗客、調査関係者)にとっての<半月>と、それ以外のひと達にとっての<半月>は、
おそらく流れる早さが異なっている。

これは今回の事故に限らず、どんな話題でもそうだろう。
当事者たちの「時間」は、その瞬間から歩みを止めてしまったかのようになる。
ひとつひとつの事実・疑問が解決されないことには先に進まない。

他者(傍観者)の「時間」は、普段と変わらず流れて行く。
新たな「話題」が提供されれば、以前の「話題」に対する<時間>は加速度的に過ぎ去っていくことだろう。

新たな話題は次から次へと提供される。
そして、それは煽情的であるほど歓迎される。
人々の胸の中にある、<関心><期待>に応えられるような、話題。
たとえそういう話題でなくても、期待されるようなものに改変させられる事も多いだろう。
記事の書き手によって・・・。

今日の一冊。
「三面記事の栄光と悲惨ー近代フランスの犯罪・文学・ジャーナリズムー」
(ルイ・シュヴァリエ、白水社)

19世紀半ばから20世紀半ばにかけてのフランスで、人々の関心をひきつけ、文学・映画にも
影響を与えた「三面記事事件」の本質にせまる一冊。

事件が持つのは蜜の味。
習慣性・依存性のある、毒の混ざった蜜の味。

BGM.
Bedside Manners Are Extra
by Greenslade
Arcangelo ARC-7078

先日の地震を除いて、幸い、こういう<話題>の当事者になったことはない。
その直前だったことはあるが・・・。
「17歳」が犯罪のキーワードとなるきっかけにもなった「西鉄バスジャック事件」がそれ。
ほんの30分くらい前まで、あのバスに乗るつもりでいたのだ。
乗っていたら、果たしてどういう反応をしただろう。

知り合いには、「地下鉄サリン事件」の列車の「一本前の列車」に乗って難を逃れたひともいる。

何が運命を分けるのか、それはおそらく誰にも分からない。
ただ、上記の知り合いに聴いた話では、某宗教の信者が<お告げ>で一本乗るのをずらし、巻き込まれずに済んだ・・・のを
「この宗教を信じていたから助けてもらえた」
と発言したらしい。
カルトの犯罪にまきこまれなかったのがカルトの恩恵・・・。
首をひねりたくなる。
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無題

人生を何が分けるかわかりませんね。バスジャックされた西鉄バスに乗らなかったのは本当に幸いでした。
知人のアメリカ人が名古屋空港に墜落した飛行機に乗っている予定で、墜落と同時に大騒ぎしたことがあります。幸い彼は乗り遅れていました。何が幸いするかわかりません。

  • 2005年05月08日日
  • URL
  • はねもね
  • 編集

無題

>>カルトの・・・
先日、宗教法人を含めた宗教団体は10年以上前の統計で約230,000、今は300,000超えてるんじゃないかと聞いて驚い箪笥けど、それだけ神がいるということdeathかね?
善悪・真実不実、真偽の履き違えがなければ、この国ではどの神を信じようと構わないんですけど。

無題

人生って偶然の積み重ねみたいなところがあるような気がします。

カルトは同じ電車の車両違いに上司が乗っていました。
洋服を片付けるのに苦労したんだよと話していたのを思い出します。

無題

まぁ、いい事しか信じないおらには無縁の話ですねw

無題

この時間、だれもいなかったりw
JR福知山線の事故知ってる?

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