05.03.19:22
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08.20.09:08
ホタル(蛍)を見ることができる場所は、かなり少なくなってしまった。
きれいな水の川や水田などが、以前よりも減ってしまったからなのは言を待たない。 かつて見たことのある風景。 木や草に止まっているホタルの光り方は、じっと見ているとだんだん同じタイミングになってくる。 なんとなくーそう、なんとなく、だが、こちらの心臓の鼓動まで光と同じタイミングになってくるような気がして、思わず目をそらした。 以前葛西臨海水族園に行ったとき、マグロ(鮪)の群れが回遊するのを目の当たりにしてかなり驚いた。 なぜあのスピードで動き続けて衝突しないのだろう? なにかの信号を送っているわけでもないのだろうに・・・。 今日の一冊。 「SYNCーなぜ世界はシンクロしたがるのかー」 (スティーブン・ストロガッツ、早川書房) 心臓のペースメーカー、てんかん発作から星の描くパターン、さらにはヒト社会の流行現象まで、すべての裏側に存在する<同期現象>について、数式を用いることなく分かりやすく(?)解きほぐした一冊。 「右へならえ」をするのは人間だけではない。 世界のすべてはひとつになりうる。 PR
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08.18.09:05
中学・高校生くらいの、精神的にまだ不安定な時期。
今でも流行しているのか分からないが、「コックリさん」や「キューピッドさん」などをやっている同級生が少なからずいた。 危ないという理由で禁止されるのが常だったけれど。 そこまで目立たなくても、ちょっとした<おまじない>をやっている女の子は大半だったのではないだろうか。 片思いの相手と両思いになるおまじない。 自分を好きになってくれるおまじない。 これが大人になってくるとドロドロの<愛憎>がからんでくる。 自分のところ以外では(男性のアレが)使い物にならなくする方法。 他の女のところへ行ってしまった男の命を削る方法。 狙った男を確実に捕まえる方法。 こうなると<おまじない>ではなく<呪い>となる。 今日の一冊。 「呪いの博物誌ー異端邪術の世界ー」 (藤巻 一保、学習研究社) 愛憎の呪いから賢者の石、拝み屋/霊媒、さらに笑える民間のまじないまで、人間の「闇」で行われてきた呪術を渉猟する一冊。 光あるところには闇が必ずある。 どちらも<人間>の一面。 片方だけでは、成り立たない。 |
08.16.09:04
今、僕の目の前にはノートパソコンがある。
その画面と向き合いながら、キーボードを叩き、この文章を書いている。 休み明けの仕事場。 こもった空気を追い出すようにエアコンが動いている。少し涼しすぎる。 英会話のCDを聴き流しながら、今日の仕事の予定を考えつつ。 視線はディスプレイに向けたまま。 傍らに置いたペットボトルの水を一口。硬水なので口に残る。この感じが好きだ。 五感をフルに稼働させながら、僕は世界とつながっている。 でも・・・ こう考えている<僕>は、いったいどこに存在するのだろう? 今日の一冊。 「脳の彼方へー神経心理学の旅ー」 (ポール・ブロックス、青土社) 臨床神経心理学者である著者が、「意識」とは何か/「自分」とは誰か・・・を彼の出会った症例と豊かな想像力をもとに探る。 われ思う、ゆえに我あり。 そんな単純な世界ではないこと。 それは<僕>が一番知っている。 |
08.14.10:53
国民総「健康病」の日本。
お昼のTVから書店に並ぶ<健康法>まで百花繚乱。 実際には、バランスの崩れた生活でたまったツケをひとつ(もしくは複数)の手段だけで取り払えるものではない。 また、過激な事をすれば、その分のツケがまたどこかにたまることになる。 生活習慣病という言葉が指すように、大本の生活自体が変わらない以上は難しいところだろう。 昔ながらの日本人の生活スタイル、一汁一菜・晴耕雨読が一番よいのかもしれない。 でも、今の日本でこんな生活のできる場所があるだろうか? ・・・ないことはない。 今日の一冊。 「ちょっと気になる刑務所ライフ!ー”塀の中”の食事情ー」 (坂本 敏夫、光人社) 元刑務官である著者が紹介する、刑務所内の生活事情、特に食生活。 人生のリセット、生活のリセット。 そこから始まる(だろう)あたらしい日々。 |
08.12.08:27
かつては,その商売にたずさわる人間は二極分されていた.
片方の極. 一から(つまり基礎から)徹底的に叩き込まれ,段階を踏んでレベルアップしていく人間たち. もう片方の極. 他に生きる術がなく,最後の手段としてその道を選ばざるをえなかった人間たち. 本人の意思にかかわらず・・・の可能性があるという意味ではどちらの極も同じだろう. 踏み込まずにすむなら踏み込みたくない冥府魔道. しかし,一歩踏み込んだ以上,そこには<覚悟>が存在していた(はず). プロフェッショナルとしての<覚悟>,もしくは,命の糧としての<覚悟>. ところが,その両極間に<覚悟>のない層が多数流れ込んできている. そのため,商品の価値は下がり,商売は迷走を始めている(らしい). 今日の一冊。 「売春論」 (酒井 あゆみ、河出書房新社) かつてみずからも風俗界の住人であった著者が綴る,現代の売春ビジネスの変容,そして,そこに身を置く女性達の心理. どんな仕事にも<覚悟>が必要. それがない半可通は,自らを持ち崩す. |
