10.09.20:47
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05.09.09:11
自分にとっての<原点>といえる体験。
これは誰にでもあるのではないだろうか。 よい事であれ、悪いことであれ。 「あのことがあったから、今の自分がある」 というもの。 その体験は、もう一度できるものではない。 しかし、体験させてくれた<もの>には、また出会うことができる。 受ける印象は、違うかもしれないが・・・。 今日の一冊。 「トンデモ本の世界」。 (と学会、洋泉社文庫) 「心はいつも15歳」のSF作家山本弘氏率いる<と学会>。 彼らの活動の原点となる一冊が、洋泉社版・宝島社文庫版を経て、再度文庫化。 刷り込まれた原体験を再体験。 焼け棒杭に火が付く瞬間。 PR
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05.01.09:06
黄金週間。
長い休みがとれるこの時期の記事でいつも書いているような気がする事。 実際にはそうそう休める訳じゃない。 想像してみればいい。 「すべてのヒトが、本当に、休んだ」一日がどうなるか? 交通機関は動かない。 マイカーを使って、ガス欠になってもガソリンが入れられない。 24時間営業のコンビニすら<本日休店>なのだ。 警察まで休めば、もうこれは無法地帯と化す。 そんなひとたちに支えられて成り立つ<黄金週間>。 僕も予定はないけれど、久しぶりに動物園に行ってみたい。 生物の力を分けてもらいに・・・。 今日の一冊。 「原寸どうぶつ図鑑−もしあの動物が隣にいたら−」 (上野動物園 園長 小宮輝之&飼育係の皆さん、宝島社) (AMAZONのリンクはこちら) 上野動物園で飼育されている動物たちを実物大(全身もしくは一部)で紹介。 ガラスの動物園じゃつまらない。 生の息吹を、同じ地球の仲間から。 |
04.27.09:06
前回の記事とやや重複する部分もあるが、ひとつの<話題>はメディアを通じて拡り、やがて一人歩きを始める。
病気や健康にしてもそうだろう。 このヒトが「カラダにイイ」と話したモノはしばらく店頭で品薄になる。 この番組をはじめ、医療関係の番組も多い。 有名人が病気であるとカミングアウトしたり、凶悪犯が病気と報道されると、ある意味ホッとすることがないだろうか? 特に前者。自分も同じ<病気>なのだ、と安堵したり・・・。 今日の一冊。 「狂気の偽装−精神科医の臨床報告−」 (岩波 明、新潮社) (出版社のリンクはこちら) 現代社会に増殖を続ける「自称<心の病>の患者」たちの仮面をはぎ取り、真の姿を赤裸々に描く。 その安堵は本物か? 他者を<自分>と偽っていないか? |
04.25.09:05
ヒトの噂が75日どころか3日も保たない状況になっている昨今。
次から次へと新たな話題が出現し、あらかた忘れられていく。 ひとつの話題が取りあげられてヒットすると、それに便乗するような話題が出てくるのも世の常。 <ハリー・ポッター>のヒットにあやかろうと、あの大きさのファンタシィ本が山と出版されている。 本のタイトルも似たようなもの。 「○○はなぜ▼△▲のか?」・・・この新書が売れたためか、このパターンも見かける。 2005年以降に絞り込んでもこれだけの数が出版されている。 一冊くらい目にとまってもおかしくはない。 今日の一冊。 「日本人はなぜ狐を信仰するのか」 (松村 潔、講談社現代新書) 日本のあちこちで見かけるお稲荷さま。 その起源を追う著者の筆は、カバラから果てはエジプト神話のアヌビス神へとたどり着く。 流行するには訳がある。 それにノるのも悪くない(かも・・・) |
04.17.09:05
アンダーグラウンドとアングラ。
単純に前者を短くしたのが後者だろうか? 僕の中では、なんとなく違う。 後者は「表には出てこない、淫靡で濃密な文化・藝術」というイメージ。 高尚である必要なんかまったくない。 周囲の人々は、なんとかして(隠された)意味を見いだし、文化論として語ろうとするだろうけれど。 その文化・藝術が生まれた本来の目的をつきつめようとするだけ。 舞台であれば、観客を異世界に引き込み感動させる。 そして、落語であれば、観客を笑わせる。 そのためならば手段を選ばない。 たとえ表に出られなくても・・・。 今日の一冊。 「快楽亭ブラックの放送禁止落語大全」 (快楽亭ブラック、洋泉社) TVや寄席では出入り禁止のためにまず聞けない、下ネタや皇室ネタなど危ないネタのオンパレード。実際の二題を収録したCDつき。 黒い笑い、白い笑い 貴賤を問わず、笑った者勝ち。 |