04.30.13:44
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03.22.09:11
小さい頃の記憶。
嫌なことは忘れてしまいたいのだろう、あまり出てこない。 楽しかったことの記憶が浮かんでくる。 そして、驚異の世界を見た記憶・・・。 サーカス。 鉄網製の巨大な球体の中を縦横無尽に走り回るバイク。 (今思うと)黒い笑いも兼ね備えていたピエロ。 空中ブランコの息の合ったふたり。 彼らは僕の住む街までやってきてくれていた。 でも、同じように<驚愕の世界>を見せてくれたもうひとつの存在は、小さなブラウン管を通すしかなかった。 美女が宙に浮き、のこぎりで切り刻まれ、四方八方から剣を突き立てられる。 匣の中にいる筈の男が煙のように消え、空中に突然姿を現す。 そう・・・マジック。 今日の一冊。 「ゾウを消せ−天才マジシャンたちの黄金時代−」 (ジム・ステインメイヤー、河出書房新社) (Amazonのリンクはこちら) 19世紀〜20世紀にかけて現代マジックの基礎を築きあげた<奇術師>たちのドラマを辿り、その神秘を探る。 科学と魔法は紙一重。 驚異の世界への入り口は同じ。 PR
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03.20.09:14
4月1日から病院での診療報酬がかなり改訂されるらしい。
長く入院できるベッドが多い病院は損をするように。 そして、介護施設や往診を中心とする経営の方が点数が高くなるように。 さらに、DPC(急性期入院医療の包括評価)を適応する病院がもっと増えるらしい。 ごく簡単に言えば 「特別積極的な治療の要らんひとはとっとと施設に送るか家に帰してね(はぁと)」 「でないと病院つぶれちゃうよ?(くすくす)」 という風に締め付けられるのだ。 まだ調整中らしいが、ほぼ本決まりなのだろう。 病院によく行くひと以外は、この事をあまり知らないのではないだろうか? 準備・情報の浸透期間なしにいきなり始まる。 実際に始まれば、電気用品安全法(PSE法)よりもさらに甚大な影響が出ることなのに・・・。 何か<闇の勢力>でも動いているのだろうか?? 今日の一冊。 「トンデモ陰謀大全・最新版」 (アル・ハイデル/ジョン・ダーク(編)、成甲書房) 1992年からアメリカで発行されているPARANOIA-The Conspiracy Reader-の編集者がまとめた、闇に隠された<真実>の記録。 自分の頭で考えることを思い出せ。 木偶人形は生き残れない。 |
03.18.09:02
仕事の都合その他あれこれのため、充分な読書ネタが仕込めない日々が少し続きそうな気配がただよう今日この頃。
新しいカテゴリとして動画やFLASHを紹介していこうと思う。 妖しいものは(時々を除いて)紹介しない方向の予定(は未定)。 まずはこれ。 自分好みのハンバーガーを作ろう!(The Original WHOPPERETTES?) 名前を入力、パテやピクルス、マスタードその他を上下(▲▼)で決定して「START MY SHOW」をクリックすると・・・。 実際に作った管理人向けのハンバーガーはこんな感じ。 以前紹介したことのある「従順なチキン」といい、さすがアメリカ(呆れ半分、賞賛半分)である。 |
03.16.09:05
5月20日(土)、全世界同時公開が決定しているダ・ヴィンチ・コード。
僕は基本的にこのテの<ベストセラー>は読まない。 結果的にそれを「損だ」というヒトもいるのだが、自分の価値観(美学?)に逆らって手を出すには、この世に存在する本は多すぎるのだ。 ひとつのベストセラーの影には、雨後の筍のごとく便乗本が出現してくる。 ネット書店でもこちらのように特集が組まれている。 検証本という形をとるものもあれば、逆に反証本としてまっこうから否定するものもある。 上手につかれている<嘘>を、「それは嘘だ!」と声高らかに叫ぶこと。 大人げない、と言われるかもしれない。 だが、扱っている題材が題材なだけに、僕のような非教徒には分からない「怒り」があるのだろう。 今日の一冊。 「<反>ダ・ヴィンチ・コード−嘘にまみれたベストセラー−」 (ホセ・アントニオ・ウリャテ・ファボ、早川書房) カトリック系週刊誌の編集長を務める著者が資料をもとに明かす、小説の矛盾・そこに隠された思想。 騙す快楽、騙される愉悦。 いずれも知識なくしては、できないこと。 |
03.14.09:10
とうさく たう― 0 【盗作】(名)スル
他人の作品の一部または全部を自分の作品として発表すること。剽窃(ひようせつ) ひょうせつ へう― 0 【▼剽窃】(名)スル 他人の作品・学説などを自分のものとして発表すること。剽賊。 いんよう 0 【引用】(名)スル 古人の言や他人の文章、また他人の説や事例などを自分の文章の中に引いて説明に用いること。 (以上、某ネット辞典より) ここしばらく、本来の仕事に関連した形でちょっとした書き物をしている。 過去の様々な人たちの仕事を参考にさせてもらいながら、自分の考えを構築していく。これがなかなか難しい。 さすがに文章そのものをコピー&ペーストすることはないが、文章的に似通ってしまう部分は少なからずある。 そして、孫引き・自分の知識不足の問題。 自分が参考にした文章にもさらに「参考文献」があり、その「参考文献」には『「参考文献」の参考文献』・・・とレイヤーのように続いていく。 そのすべてを<参考文献>として挙げることは、不可能ではないが意味がない。 では、どこまでを<参考文献>とするか? 自分の中でひとつの基準をもうけたとして、その枠からほんの一歩外れたために記載しなかった<文献>元から「盗作」とのそしりを受けるかもしれない。 今日は二冊ご紹介。 「科学史から消された女性たち」(大江 秀房、講談社ブルーバックス) 「科学史から消された女性たち−アカデミー下の知と創造性−」 (ロンダ・シービンガー、工作舎) ・・・タイトルはコピペの間違いではない、念のため(苦笑)。 先に挙げた本は、すでにネット書店では購入できない。こちらもしくはこちらにあるとおり、すでに絶版・回収となっているからだ。 おそらく店頭からも姿を消しつつあるだろう。 僕はたまたま出た直後に購入した。表紙の北見隆氏に惹かれたからだ。 実際にはまた手をつけておらず、順番に・・・と思っていた。 だが、後に挙げた本の盗作であるとの騒動が起こり、絶版となってしまった。 事実関係は、それこそネットで検索かければ山と情報が出てくるので、興味のある方はそちらを参照にして、そして、ご自分なりの結論を出してみて欲しい。 ちなみに、僕が最初にこの一件を知ったのはこちら。 ここしばらくの新書濫発の弊害が如実に現れた一例のような気がするのは、僕だけだろうか? タイトルは筋肉少女帯「サーチライト」の歌詞を一部<引用>。 |