10.09.02:28
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06.26.09:16
4月の医療報酬改定からもうすぐ三ヶ月が経つ。
あまり医者にかかることのないひとたちでも、そろそろ < な ん か お か し い > と思われ始めているころだろうか。 お金がなければ病気にもなれない時代。 その一方で、ネットのおかげでいろんな「最先端医療」の情報は入ってくる。 <最先端>すぎてほとんど誰も受けたことのない治療。 自分だったらイヤと首を横にふる。 でも、自分の家族だったら・・・? 今日の一冊。 「命の番人〜難病の弟を救うため最先端医療に挑んだ男〜」 (J.ワイナー、早川書房) 29歳で筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断された弟。 その弟を救うため、遺伝子治療という最先端医療の世界へとびこむ兄の姿を描くノンフィクション。 神に対する挑戦は驕りか。 立ち向かうのは蟷螂の斧か? PR
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06.20.09:11
仕事の関係で、時折り外国のヒトの話すのを聞いたりする。
おおよそ、何のコトを言っているのかは想像がつく。 <ギョーカイ>用語中心であれば分かる部分が多いし、powerpointなどでプレゼンテーションされながらが大半だからだ。 相手も、聞く方がnativeではないコトを分かったうえで話してくれる。 ついていけないコトはない。 それがイキナリざっくばらんな内容になると分からなくなる。 アルコールが入ったりするともうダメだ。 こちらが集中できなくなり、相手の舌はなめらかになる。 多分こんなコト言ってるんだろうと思いつつ聞いているが・・・。 間違ってたらどうしよう? でも、そう聞こえたんだからしょうがない。 今日の一冊。 「僕にはこう聴こえる〜ロック・オリジナル訳詞集3〜」 (大槻 ケンヂ他、思潮社 ) オーケンによる「ラヂオスターの悲劇」(バグルス)、原マスミによる「スタアダスト」(ナット・キング・コール)、町田町蔵による「おまえのどこが一番不細工か」(フランク・ザッパ)・・・ パンク・レゲエ・ニューウェイヴ・民謡などの<ロック>を、訳詞如来たちが自由奔放に「日本語詞」に変換。 想像の翼は言葉を超え、 新たな世界の地平線へ。 |
06.14.09:10
人間の体には、「どうしてこんなモノがついているんだろう?」と思うモノがいくつかある。
<盲腸>なんてのはその際たるもの。 よく言う「<盲腸>で手術した」というのは、実際には<虫垂炎>のコトだが、この<虫垂>も大人では存在意義がはっきりしない。 最初からないのであれば、まだいいのだろう。 大半の「体にあるモノ」は、『あるのが当然』と思われている。 あるとあれこれと悩まされるコトになるが、なくなってくるとそれはそれで輪をかけて悩まされるコトになったりする。 全人間性を否定されてしまうような気まで・・・。 今日の一冊。 「カツラー危機一髪〜そのとき『カツラ』が動いた〜」 (小林 信也、廣済堂出版 ) スポーツライターの一方で、TVバラエティで息子の前で「カツラ着用」をカミングアウトした著者。 以後<カツラー(KATSULLER)>として啓蒙(?)を続ける著者が贈る、笑えて泣ける『不毛の名作』第3弾。 たとえそこにフェイクがあろうと。 ありのままの、僕がいる。 |
06.10.09:03
アルコールをとるのが「嫌いではない」と公言してはばからない僕。
でも、この頃はそのために外に出かけることはほとんどない。 単に「酒に酔う」だけでなく、雰囲気に酔うことが好きだからかもしれない。 心地よく雰囲気に酔ったあと、最終電車で<現実>(=泥酔しているヒトその他)に引き戻される。 これが我慢できないのだろう。 それでも、時にフラリと呑みに出かける。 知らない店の、知らない<雰囲気>に出会うため。 今日の一冊。 「たちのみ散歩」 (平尾 香、情報センター出版局) (出版社のリンクはこちら) 「アルケミスト」(パウロ・コエーリョ)などの挿画を担当する著者が、ふらりと出かけた「たち飲み処」お散歩コース。 時を忘れ、柵をわすれ。 空気に酔う、ひとに酔う。 |
06.08.09:09
文系と理系の違い、というのが少し前にこちらのお方やこちらのお方、こちらのお方のところで話題になった。
ぼくの仕事は世間的には<理系>の範疇だろう。 しかし、実際の思考回路は<文系>に近い。 「Black or White」ではなく、その間の「灰色」を眺めて思考の海の中をただよう。 すべてが割り切れる世界はつまらない。 そして、「0」と「1」は、互いを補完することで世界を成り立たせている。 どちらが欠けても、未来はやって来ないだろう。 今日の一冊。 「デジタル技術が支える人類の記憶-世界遺産 古都ドレスデン-」 (慶應義塾大学デジタルメディアコンテンツ総合研究機構・編、都市出版) 慶應義塾大学デジタルメディアコンテンツ総合研究機構(DMC機構)が2005年5月に手がけたシンポジウム、 『世界の鏡〜デジタル技術が支える人類の記憶継承システム〜 ドレスデン聖母教会堂の復活とドレスデン国立美術館・博物館機構(SKD)の新たな挑戦』。 この記録を中心に、人類の記憶と歴史を残すためのデジタル技術の可能性を考察。 失われた歴史、残される記憶。 仮想と現実の狭間に漂う『考える葦』たち。 |