01.22.19:01
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03.17.21:13
空を見上げることがあまりない。
歩いて10分もかからない距離を通勤していると、なかなか見上げる時間もない。 たまの休みにとことこ散歩をしている時。 ふと立ち止まって天空を見上げる。 どうしてもまだ曇りの多い季節。 それでも雲の隙間から差し込む陽光は、天国への怪談のように僕を誘う。 この光の中を、散歩したいと思わないか?と。 今日の一冊。 「機械仕掛けの神-ヘリコプター全史-」 (ジェイムズ・R・チャイイルズ、早川書房) (出版社のリンクは<こちら>) 1483年にダ・ヴィンチがものした「螺旋状の翼を持つマシーン」に端を発する、空を翔る飛翔機械・ヘリコプター。 その開発の歴史・世界との関わりを綴る一冊。 天空に近づく、イカロスの翼。 太陽に溶けるとも、ひとはさらに高みを目指す。 著者のHPは<こちら>。 日本で放映されたヘリコプター絡みの映画・ドラマといえば<ブルーサンダー>と<超音速ヘリ エアーウルフ>。ただし僕はどちらもきちんと観た記憶がない。同じ系列・とは言わないが<ナイトライダー>は全部観ていたのだが・・・。 日本でヘリコプターの免許(事業用でなく個人用)を取得しようとする場合、<小川航空>のHPを参照にすると飛行訓練が70000円強/1h、学科講習が5000円/1h.仕事などしながらでは数年がかりになることも少なくないようだ。高いと思うか・安いと思うかはどれだけ「本気で」取り組むか・なのだろう。 そして「買う」となると・・・ 「こちらのHP」をみても「お問い合せ」以上は書かれていない。おそらく2-3000万くらいか? オベロンガゼットのようなブツが現実になるなら、ぜひ見てみたい。 PR
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02.04.20:50
ここのところ音楽をあまり聴いていない。
知り合いのために「拾って」くるようなことはあるが、自分の分をきちんと聴くことが少なくなっている。 いろいろと理由はあるのだが。 音楽の持つ<力>を忘れてしまっている訳ではない。 多くのひとを動かす<力>、自分の中では今でも機動力となる。 この頃、その<力>が破壊衝動に傾きそうになっている。 今日の一冊。 「ブラック・メタルの血塗られた歴史」 (M. モイニハン+D. ソーデリンド、島田陽子・訳、メディア総合研究所) 北欧・ノルウェーから世界中に広がった<ブラック・メタル>。 教会への放火・メンバーの自殺・殺人など、その過激な<炎>を、あくまでも事実として伝えるドキュメンタリー。 身を焦がす炎、心を焦がす炎。 他者を巻き込む、背徳の美しき焔。 実際のPVをいくつか。 <EMPEROR>、<Empty>↓ <Ulver>、<Dressed in black>↓ |
07.20.22:04
仕事の一部で、人にプレゼンテーションをすることがある。
昔のようにOHPを使うことはほとんどない。 POWERPOINTやKEYNOTEといったソフトがほとんど。 一枚のスライドの中に、どれだけの情報を詰め込めばいいのか、時に迷う。 僕が覚えたやり方と、今いる処での主流のやり方はまったく違う。 詰め込めるだけ詰め込んだところで、たかだが10数秒/枚の提示時間。 眼で追いかけることすら怪しい。 シンプルな一枚、かつ印象的なメッセージを封じ込めた一枚。 世に広く採用されているのは、そうした一枚なのだろう。 今日の一冊。 「ピクトさんの本」 (内海 慶一、BNN新社) (出版社のリンクは「こちら」) 駅や街角でみかける<ピクトグラム>。 特に注意を喚起するためのそれを<ピクト(被苦人)さん>と呼び、世界中から収集した一冊。 過去に「こちらの記事」で紹介した<オジギビト>とはまたちがった趣(?)のピクトさんたち。 こうやって蒐集されてみると色んなヴァリエーションがあって面白い。 著者の運営する「日本ピクトさん学会」のHPは<こちら>。 また、出版社の特別ページは<こちら>。 ピクトさんとは少し違うが、ドイツ(元は旧東ドイツ)の信号機で使われていた人のマークは<アンペルマン(Ampelmännchen)>と呼ばれる。 <こちら>がそうだが、非常に可愛い。 地元ドイツではキャラクターグッズも作られている。公式サイトは<こちら>。 また、日本語のパンフレットもあるので興味があるかたは<こちら>(pdfファイル)をDLしてみて欲しい。 僕はキーホルダーとカードホルダー、ブックエンドを持っている。 日本で入手するには<こちらのショップ>などがよいだろう。 |
06.23.20:26
ガソリンの値段がとんでもないコトになっている。
そろそろ「レギュラーでも180円」に届こうとしている。 僕のクルマはハイオク喰らいだから、下手すると一度給油すると<新渡戸稲造>か<樋口一葉>がひとり飛んでいく。 それでも、仕事の関係でクルマはどうしても必要だから止むを得ない。 高くなっても、出すしかないのだ。 ある個人にとって何が<必需品>なのかはかなり温度差がある。 「そんなモノを手にするために金をつぎ込むのか?」と言われるモノだって少なくない。 そのモノが、形のないモノだとさらに理解に苦しむ場合もある。 そして、そのモノを売りつける商売も、時に理解しがたい。 今日の一冊。 「学位商法-ディプロマミルによる教育汚染」 (小島 茂、九天社) 「博士」をはじめとする<学位>。それを「売る」ビジネスである<学位商法>の実態・危険性を明らかにする。 目に見えない価値、欲しがるこころ。 スキマを埋める、商売は是か非か? 学位のうち「博士」については、日本では<論文は貸せ>・じゃない(汗)<論文博士>と<家庭は貸せ>・これも違う(苦笑)<課程博士>がある。大学院への進学が少なくなっている関係もあるのだろう、前者に関しては遠からず廃止を・とする意見もある。 また、分野によっては「博士」の肩書きと「仕事の実力」がかけ離れているコトも少なくない。 だが、「在野の〜」と呼ばれて満足するひとばかりではなく、「実力第一主義」の環境だけでもない現代社会では、この肩書きはまだまだ有効なのだろう。 ディプロマミルについては、以前に較べると情報は増えている。 たとえば「こちら」や「こちら」。 この本の作者である小島茂氏のblog、<学歴汚染>も興味深く読ませてもらっている。 ディプロマミル絡みで面白い話題をひとつ。 <猫に卒業証書を与えた大学が訴えられる> (英語版は<こちら>) おそらく<小判>よりも安かっただろうが、それでも・・・である。 (小判そのものや<一両>の価値などは<こちら>あたりをご参照) 今回この本を紹介したが、問題がひとつ。 発行元の<九天社>が「2008年6月10日をもって営業停止」してしまったのだ。 これは僕も知らなかった。今回の記事を書くために調べていたら出てきた情報で、非常に驚いた。 リンク先のamazonでは「3-5週間以内に発送」となっているが、<楽天ブックス>では「在庫あり」、7&Yでは「品切れ」、<bk1>では「1-3週間、ただし手配できない場合あり」。紀伊国屋書店BookWebでは「入手不可」(新宿南店や新宿本店などの店舗には在庫あり)となっていた。 少なくとも小島氏のblogでは、この本の扱いについては触れられていない。 興味がおありの方は、早めの入手をお勧めする。 |
05.31.15:48
今、ぼくはひとつ嘘をついている。
嘘をつく、というより、誤魔化している、と言った方がいいかもしれない。 本当のコトを赤裸々に伝えることが絶対に必要とは思わない。 <方便>というのは大事だ。 相手のことを思う嘘、潤滑油としての嘘、処世術としての嘘。 だけど、今の「嘘」は、かなり危ない<嘘>だ。 このままつらぬき通すか、いつか破綻する時を待つのか。 ぼくの心は、揺れている。 今日の一冊。 「嘘発見器よ永遠なれ」 (ケン・オールダー、早川書房) (出版社のリンクは「こちら」) 1920年代のアメリカで考案・発明され、数限りない人々の心を覗いてきた<嘘発見器>。 その発明者ふたりの人間ドラマを軸に、類いまれなる<正義の機械>の魅(魔)力を解きほぐしていく。 神にも悪魔にもなる機械。 神か悪魔か、誘うのは、人間。 この本の「日本版に寄せて」によると、日本ではアメリカ以上に嘘発見器が信頼されているらしい。かの国では法廷証拠として認められていないのに対し、日本では最高裁で信頼性が認められているとのこと。 アメリカの「ポリグラフ協会」のHPは「こちら」。 久方ぶりのインタラクティヴ企画。 「ついてもいいと思う嘘・絶対駄目と思う嘘について教えてください」 |