01.23.12:59
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03.06.12:34
誰でも忘れたい過去はある。
たとえば、昔の恋人。 喧嘩別れになったり、ふたまたかけられたあげくにフラレたりすれば、なおの事。 でも、そういう別れ方をした相手でも、 楽しかった思い出・からだのぬくもり・・・ 忘れてしまいたくない記憶もある。 今の相手とくらべる訳ではないけれど、 当時を振り返ってばかりいる訳でもないけれど、 片隅に残しておいて、時に思い出す、小さなちいさな輝き。 そんな輝きを消すことを、 あなたは選べるだろうか? もしくは、 選んだことを後悔しないだろうか?? 病み上がり(w)の最初は、映画のご紹介。 「エターナル・サンシャイン」 喧嘩別れした彼女の記憶をすべて消そうと決心、手術を受ける主人公。 しかし彼は、記憶の中で彼女との日々を追体験し、決心がゆらぎ、最後の記憶のひとかけらを守り通そうと、自分の<記憶>の中で奔走する。 「マルコヴィッチの穴」や「アダプテーション」で観る者を幻惑の世界に誘ったチャーリー・カウフマン(脚本)と、 ビョークやケミカル・ブラザース、ホワイト・ストライプスなどのPVで独自の映像世界を展開するミシェル・ゴンドリー(監督)。 この二人が仕掛ける、忘れたくない・忘れられないラブストーリー。 過去にひきずられて甘い、と思うか。 大切なひととの絆を再確認するか。 それは、あなた次第。 BGM. Welcome to the Pleasuredome by Frankie Goes To Hollywood ZTT RR4896 PR
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02.08.21:36
<synthesize>
【他動-1】 〜を総合的{そうごうてき}に扱う、総合{そうごう}する 【他動-2】 〜を合成{ごうせい}する (某オンライン辞書より) 太古の昔から、人とともに<音>はあった。 「楽」として、「呪」として。 ほとんどの「音を出す道具」=<楽器>は、ひとがみずからの力で奏でるものであった。 とある研究室で「電気」の力で音を出す事ができないか、という研究が始まる。 電気で、音を<合成>する・・・そう、シンセサイザーの登場である。 しかし、研究室をまるごと占領するような機械では、とても<実験>から飛び出すことはできなかった。 1964年、ひとりのエンジニアが開発した「ポータブル」シンセサイザーは、ほとんど間をおかず多くのミュージシャンに熱狂をもって受け入れられ、 電子音楽のみでなく、現代の音楽シーンでは欠かすことのできない楽器となった。 彼の名はロバート・A・モーグ 今日は映画の紹介。 「MOOG<モーグ>」 シンセサイザーの父、モーグ博士の半生と、その発展を多くのミュージシャンの証言を交えながらつづるドキュメンタリー。 新たな<音>と<ひと>との出会い。 それは圧倒的な歴史の始まり。 BGM. 「Brain Salad Surgery(恐怖の頭脳改革)」 by Emerson,Lake & Parmer Victor VICP62118 |
12.28.14:24
将来を誓い合ったふたり。
しかし、彼氏の方が思わぬ事故で記憶をなくしてしまう。 目覚めた時に、彼は彼女のことを何も覚えていない。 でも、彼女は言う。 「もう一度、わたしを好きになってくれるところから始められる。」 そして、彼氏はもういちど彼女のことを好きになる。 Happy End. ・・・しかし、記憶をなくした彼氏が出会ったのが、 「 彼 女 だ っ た 女 性 の 死 体 」 だったら?? さらに、 彼氏が医学生で、そのからだを実習で解剖していくとしたら?? 彼氏は彼女のことを思い出しはしない。 だが、彼氏のこころの中で、何かがうごめき出している。 そんな映画が公開中。 「ヴィタール」 by塚本晋也。 塚本晋也は「鉄男」や「六月の蛇」など一貫して<都市と肉体の相克>を描きつづけている。 今回の作品では、そこにさらに<生と死>が絡み、深化をとげている。 随時全国公開されていくが、興味のある向きは こちら で予告編を観ることができる (要QuickTime) |
11.05.23:58
訴訟社会、アメリカ。
日本の比ではないくらいの訴訟が起こされる。 また、日本の感覚では信じられないようなことでも訴えられる。 今までに聴いたことがある訴訟(実話かどうかは不詳)。 曰く、 とあるパソコンの取り扱い説明書に「箱の開け方」「取り出し方」が書いてなかったから壊れた、と訴えた。 コピーコントロールCDなんてものを売り出した、と訴えた(これには非常に同意する)。 そして、 マクドナルドの食べ過ぎで肥満体になった。これはマクドナルドのせいだ、と訴えた女の子2人組がいる。 ・・・そんなものばっかり食べてる自分の不摂生を反省するべきでは??と言いたくなるのが日本。 彼女らの言い分としては「高栄養価、と書かれていたから体にいいと思って食べていたのに!!騙された!!!」となるらしい。 では、彼女らの言い分と(騙そうとしたのかは分からないが)マクド(関西風)のどちらが正しいのだろうか?? 身をもって実験し、世に問うた映画がまもなく日本でも公開される。 <SUPERSIZE ME> by MORGAN SPURLOCK 「一日三度の食事をすべてマック(関東風)で過ごす」 「スーパーサイズを勧められたら、断らない」 「すべてのメニューを一度は食べる」 ・・・監督自身がこの鉄の掟を守り、世に警鐘を鳴らしたドキュメンタリー。 かの<華氏911>以上に絶賛されているという。 とりあえず、完成したあとも監督は生きているようだ。 12月から各地で上映。 http://www.supersizeme.jp/ |