04.30.15:55
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03.12.10:14
テクノロジーの暴走が、世界を・そして人間そのものを滅ぼすかもしれない。
・・・この論議は、おそらく産業革命の当時からすでに飽きることなく繰り返されてきている。 そして、たぶん、それは事実だろう。 すでに人間は、引き返すことはできないところまでたどり着いている。 「自然に還れ」「エコロジー」 お題目のように唱える一部の人々。 ではそういう彼らは、実践できているか? ここで語るまでもない。 しかし、そうしたテクノロジー全てが悪者なのかと言われると、それはない。 医療技術の発達で、失われるしかなかった生命が救われるようになった。 また、心のうちからわき上がる衝動を表現する手段も増えた。 油絵からCGへ。 そして、楽譜から、コンピュータのソフトウェアへ。 今日の一冊。 「テクノ/ロジカル/音楽論−シュトックハウゼンから音響派まで−」 (佐々木 敦、リットーミュージック) 電子音楽の出現からノイズミュージック、グリッチ・ミュージックなどまで。 テクノロジーなくしては生まれる事のなかっただろう音楽の記録。 テクノロジーは冒瀆の所業か、福音の所業か? どちらにせよ、用いるのは、ひと。 PR
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03.10.09:10
映画や小説の中に出てくる「舞台」や「出来事」は、現実の世界から影響を受けているものが少なからずある。
「事実を基にしたフィクションです」なんてのは、その最たるものだろう。 しかし考えてみると、その「事実」が<真実>なのかどうかは第三者には分からない。 以前の記事でも書いたことがあるが、声高らかに叫ぶ方の主張が「事実」として受け取られる場合もある。 また、現在のような情報過剰の社会では「知ってるつもり?」になってしまう危険も高い。 自分の足でこつこつと調べて拾い上げた情報から、仮説を組み立て、それを更に検証する情報を探す。 ある種の実験に、似ていなくもない。 今日の一冊。 「<八つ墓村>は実在する」 (蜂巣 敦、ミリオン出版) 横溝正史のミステリ「八つ墓村」と、そのモデルである津山三十人殺し事件。 フィクションと事件、ふたつをつなぐ「点と線」を足でたどるドキュメント・ルポ。 手探りで探し求めるミッシング・リンク。 そのリンクは、メビウスの環か、クラインの壷か? |
03.08.09:17
・・・きちんとしたネタを考えていたのだが、夜のお仕事から一気に朝のお仕事に突入してしまったため、別のネタで。
以前のこちらの記事でエア・ギターを紹介した。 ギター以外のものがないか・・・と探していて見つけたのが↓の動画。 <One Man Band>(WMVヴァージョン)。 <One Man Band>(FLASHヴァージョン)。 ・・・いやぁ、面白くて何度も観てます(w。 ちなみにタイトルはDVD「全身小説家」より改変。 |
03.06.09:11
年に一度、ヨーロッパ方面へ旅をするようになって3年少しになる。
基本的に英語の通じる(カタコトでも)領域にしか行っていないから語るのもおこがましいのは百も承知。 しかも、いずれも仕事がらみなのでほとんどはホテルと仕事場の往復だけだ。 それでも、「未地の世界」へ足を運ぶのは、楽しい。 そして、実際に行く機会はまずないだろう地域のハンドブックや紀行文を読むのも、時々だったら楽しい。 うまくすれば脳内麻薬が出まくり、トリップできる感触もある。 さぁ、次の<トリップ>は、どこにしよう? 今日の一冊。 「宇宙旅行ハンドブック」 (エリック・アンダーソン、文藝春秋) 世界初の宇宙観光旅行会社であるスペースアドベンチャーズ社の社長が書いた、「予算」から「トイレの使い方」まで網羅する、本物のハンドブック。 目指すは宇宙(そら)。 果てなき夢をのせて飛翔(と)ぶ、そら。 |
03.04.09:40
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