02.03.11:52
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02.03.21:42
今日は節分。
某コンビニの影響で恵方巻がブレイクしたりしている。 でも、基本的には豆まき。 鬼を追い払うために。 鬼は<隠(おぬ)>の変化した言葉とも言われる。 人から隠れ住む者たち。 隠れ棲む場所は、ひとにとっての<異界>ともなる「山」。 左腕を切り落とされた鬼は、漂着した白人であったとも伝えられる。 隠れ住む者たちは、どこかに<異能>を持っている。 かつての<人間>が持っていた、でも文明の発達と共に失った「生きるための能力」。 それも<異能>。 隠れ棲むきっかけは、人びとの恐れ。 山に棲むひとたちは、ある特定の<異能>ー生業を生活の糧とし、管理社会の枠を軽やかに飛び越え、そして、いつの間にか姿を消した。 彼らはどこへ消えたのか? 今日の一冊。 「幻の漂泊民・サンカ」 (沖浦 和光、文春文庫) <山の民>と呼ばれ、1960年代に姿を消していった自由の民・サンカの実像に迫る民俗誌。 「人でなし」と言われた、鬼。 でも、彼らを鬼と決めつけた<人でなし>は、一体だれか? BGM. Random Acts Of Happiness by Bill Bruford's Earthworks Arcangelo ARC-1071 イメージとして、現代のホームレスと重ね合わせるひともいるかもしれないが、両者はまったく異なる、と個人的には思う。 どこかのblogのコメントでも書いたが、日本のホームレスはホーム「レス」ではないし、かつての漂泊民たちと同等に語ることはできない。 山子(ヤマコ)とも呼ばれる「異能者」たちが跋扈する物語として、個人的におすすめしたいのは 「滅日-HOROBI-」(たがみよしひさ、全5巻、徳間書店)。 1987-89年の作品なので入手は困難だと思うが、ブ●ク○フあたりで一冊100円(涙)くらいで置いてあると思う。 同じ作者の「化石(いし)の記憶」(全2巻、秋田書店)と合わせて、一度読んでみて欲しい。 BGMは、かつてのKing Crimsonを支えた名ドラマー。現在はjazz方面で活躍している。 PR
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うーむ。なかなか考えさせられますね。 |
こんばんは。 |
そういえば以前読んだ本で、天狗も漂着したヨーロッパ系の人が原型だという記述に接した記憶が。 |
そういえば、鬼の話や節分の由来、漂白の民に関する話が京極夏彦の『絡新婦の理』にあったような気がします。 |
「サンカ」って言うのは早婚の風習があったという人たちかな? |
こんばんは。 |
魂という字から「云う」を取ると鬼。 |
職場の近くにある寺では「福は内」とだけ言ってました。 |
興味深いお話に、悩んだ挙句にやはりキーを打ってます。 |
おはようございます。どこかのblogってウチdeathかいww |
養老先生の講演会で、このへんの話しを聞きました。 |
ありがとうございます>>all。 |
はらへりまくり〜 |
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