01.24.15:50
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08.12.08:27
かつては,その商売にたずさわる人間は二極分されていた.
片方の極. 一から(つまり基礎から)徹底的に叩き込まれ,段階を踏んでレベルアップしていく人間たち. もう片方の極. 他に生きる術がなく,最後の手段としてその道を選ばざるをえなかった人間たち. 本人の意思にかかわらず・・・の可能性があるという意味ではどちらの極も同じだろう. 踏み込まずにすむなら踏み込みたくない冥府魔道. しかし,一歩踏み込んだ以上,そこには<覚悟>が存在していた(はず). プロフェッショナルとしての<覚悟>,もしくは,命の糧としての<覚悟>. ところが,その両極間に<覚悟>のない層が多数流れ込んできている. そのため,商品の価値は下がり,商売は迷走を始めている(らしい). 今日の一冊。 「売春論」 (酒井 あゆみ、河出書房新社) かつてみずからも風俗界の住人であった著者が綴る,現代の売春ビジネスの変容,そして,そこに身を置く女性達の心理. どんな仕事にも<覚悟>が必要. それがない半可通は,自らを持ち崩す. 売春をどう定義するか?はとても難しい問題であろう. この著者の定義も,ハタと膝をうつものではあるが,それだけにしてしまうのは危険きわまりない. <援助>という言葉で言い換えているのも拍車をかけている. 今さら言っても・・・の感はぬぐえないが. 以前の記事で<児童買春>の内幕にせまるノンフィクションを紹介しているので,よろしければそちらも御参照を. ・・・個人的には「自らの意思で売る<児童>」をどう扱うか?もきちんと考えるべきだとは思う. 彼(女)らは,時に<被害者>の隠れ蓑を着た「加害者」となるのだから. あ,僕自身は風俗は興味ないので念のため(汗). PR
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一昔前と随分違うんでしょうなぁ。買う方も買われる方も。 |
現代の性は難しいですよ、ほんと(・ω・) |
おはようございます。 |
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