02.02.14:46
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07.27.20:30
花火大会に出かけた。
何年ぶりかのこと。 人ごみの中は避け、少し離れた立体駐車場から眺めることにした。 隣にいるきみに、どうしても目がいく。 白い生成り生地の浴衣。 帯は「文庫結び」だろうか。 開始時間が近づき、引き寄せられるように人が集まり始める。 よさそうな場所に見当をつけ、腰を下ろす。 左肩にもたれかかる、きみの頭。 <スターマイン>を皮切りに、次々と<割物>があがっていく。 携帯やデジタルカメラで写真に撮ろうと、じっとファインダーを覗いている人も多い。 ぼくもやってみるが、シャッターのタイムラグがあり、慣れていないのも含めて上手くいかない。 「写真も綺麗だけど・・・」きみがポツリとつぶやく。 「ファインダー越しじゃなくて、自分の目に一瞬のひかりを焼き付けたほうが綺麗じゃない?」 言われて気付く。 一瞬の花火もそうだけれど。 きみと一緒にいる、この<時間>こそが大事なのだという事。 花火のひかり きみの瞳 かけがえない 夏の思いで。 PR
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久々の恋愛ネタ、快作ですね
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キャーっ!
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今回の「きみ」は以前登場した、引越しの時の
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眼こそカメラ、心(脳?)こそメモリ(HDD?)。
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