01.24.09:33
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06.13.09:13
ひとという生き物の不思議なところ。
それは、「現在の生活に満足しない」点だと思う。 <自分探し>という意味だけではない。 本来であれば自分の生活圏ではまったく接点のないであろう世界に対する興味や憧れ。 実際にその中に飛び込んでいくほどの勇気や度胸がある訳ではない。 今の生活に影響の出ない範囲で。 そういう<世界>は、より「自分」から縁遠いものであればあるだけ惹きつけられる。 そして、非合法なものであればあるだけ「魅力」を放つ。 オモテに出せない舞台裏の話であれば、尚のこと。 今日の一冊。 「裏本時代」 (本橋 信宏、幻冬舎アウトロー文庫) (上記リンクは、親本である飛鳥新社版) 80年代前半、<裏本>(アダルト系の記事です。注意!)と心中した稀代のカリスマ<会長>こと「村西とおる」。そして彼のもとで写真週刊誌<スクランブル>の編集長をつとめた著者による、アンダーグラウンドカルチャーノンフィクション。 隠されたものほど人をひきつける。 時代は変われど、その<魔力>は変わらない。 BGM. Very best of by Curiosity Killed The Cat Spectrum 552548 この本を原作とした、たがみよしひさ氏の「UNDERGROUND」(全2巻、秋田書店)というコミックがある。 個人的に本橋氏の名前を知ったのは、このコミックが最初。たがみ氏の独特の描線/描写と相まって、かなりの印象を受けたのを覚えている。 時代とはいえ、ロバート・メイプルソープの写真が<毛>のために国内に入らなかった頃を思うと、現代は隔世の感を禁じ得ない。 今回のタイトルは「好奇心もほどほどに」という意味のことわざ。で、せっかくなのでそのタイトルどおりのグループのベスト盤をBGM.に。懐かしいな、我ながら。 ・・・ねこにまつわる「ことば」を集めたHPを見つけたのでご紹介しておく。 PR
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バクシーシ山下がインドでロケしたことを思い出しますた。 |
たがみよしひさ氏と言えば『軽井沢シンドローム』しか思い浮かばない。 |
本よりはビデオ世代ですな。わたしは。 |
ビニ本の意味がわからないと親にいってみたら |
♪殿方の 避けて通れぬ 裏事情・・・ |
昔天井猫という言葉に受けましたが |
「スクランブル」という写真週刊誌を購入した記憶が甦った。あの頃、「フォーカス」・「フライデー」・「エンマ」・「フラッシュ」といった大手版元のものと一味違う印象がある。あと野球専門の写真週刊誌もあったはず。ベースボールマガジン社だったのかな? |
ふっさーい>say_say_say |
『裏本時代』幻冬社のアウトロー文庫を取り寄せて読み終わりました。 |
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