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日々是好日〜読書日記〜{Revised ed.}

ありとあらゆる本の読後感想。時に映画・旅・恋愛ネタなど。
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04.20.21:53

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07.19.09:01

生きるべきか、死すべきか、それが問題だ。

以前の記事で、誰でも三回は主人公になれる、と書いた。
生まれてくる時、結婚する時、そして、死ぬ時。
しかし、その時にすら、主人公には<自由>は与えられていないフシがある。

昔のような自然なお産が少なくなり、時間を前後させられることもある。

結婚する時は「ふたりだけで」というわけにはいかない。あれやこれやの柵がまとわりつく。

そして、死ぬ時・・・。
「畳の上で、家族に見守られながら、安らかに」
というのは今の日本ではまず無理になっている。
ゴールは病院のベッドの上が大多数。

ならばせめて、死に向かって積極的に生きることはできないだろうか?
残る時間を、凝縮した濃厚な時間として、せいいっぱい燃やし尽くす。
誰かにコントロールされた<生>ではなく、自ら生きる<生>として。

今日の一冊。
「誰も知らないイタリアの小さなホスピス」
(横川 善正、岩波書店)

自分の夫が癌で死んだことを契機に、「積極的に死を生きる場所」としてのホスピスを作りあげたイタリア人女性の記録。

誰にでも訪れる幕引きならば、
その引き方は自分で演出したい。

BGM.
「Discovery」
by ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA
SONY SRCS9848

現実的には、海外の「ホスピス」の概念を日本で実現するのはかなり難しいのではないかと思う。
スピリチュアル・ケアというものが今の日本では無理に近いからだ。
よくも悪しくも、宗教的なバックボーンが稀薄な日本人であるし・・・。

今回のBGM.は、この記事を見てひっくり返って引っ張り出して来た一枚。
合わせる形でベスト版も出るようだ。

うーん・・・それでいいのかジェフ・リン??

追記;こちらへのお返事は今週中にはあげます。刮目して待たれよ(w。
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無題

「死を待つ人の家」も考えてみればホスピスみたいなものかと考えてみたり・・・

無題

「自分自身が死ぬこと」への恐怖は薄れたけれど、
「近しい人がいなくなったこと」への辛さが身にしみます。

無題

この世に生まれ来る瞬間から、今はの際までままならない世の中ならば、せめて今宵の一杯の酒くらいは思うままにと、、、

無題

せめてその幕引きがいつになるのかだけでも分かっていれば…

急に訪れるかも知れないし、まだまだ先になるかもしれないそのゴール。

だったら常に全力疾走しておくべきなのかな。

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