01.23.16:07
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06.21.09:14
世界はとても狭くなった。
「80日間世界一周」どころか、一周するだけなら24時間で可能になっている。 さらに狭く感じさせているのは情報の世界。 ネットを瞬時に駆け巡る情報。 取捨選択の必要はあるが、それこそ自宅のコンピュータの上で諸国漫遊ができる。 しかし、時折ふと思う。 そうやって狭くなった世界のことを、自分はどれだけ分かっているのか? 狭くなった世の中は、実は「広く浅く」の薄っぺらな世界ではないのか? 一番感じるのは、映画や小説。 制作者の伝えたい事を、自分の感性はきちんとすくい上げることができているのだろうか・・・。 今日の一冊。 「不機嫌なメアリー・ポピンズーイギリス小説と映画から読む「階級」ー」 (新井 潤美、平凡社新書) 「メアリー・ポピンズ」から「ハリー・ポッター」まで、日本でもよく知られているイギリス小説と映画の中にひそむ、<階級>意識を読み説く一冊。 自分の定規で世界を計る。 それが誤ちとならないよう、細心の注意を・・・。 BGM. Clockwork Orange-Soundtrack(時計じかけのオレンジ) ワーナー WPCP4443 現実問題としては、言葉の壁・感性の壁・そして受けて来た教育の壁、などが立ちふさがるのである。 そう考えると、完全に理解することなどできる訳がないのだが。 (同じ日本人同士だって理解できるとは限らない) ただ、逆に「あそこに含まれる意図は○●で・・・」と<語る>のも野暮の極みに過ぎないだろう。 自分の理解できる範囲で素直に楽しみ、重箱の隅をつつくのはやりたい輩にやらせておく。 それがある意味正しいのではないだろうか?とも思う。 その他、日本人作家が日本以外を舞台にして日本人の話を書く事。 これも必然なのかどうか不明な場合も少なくない みなさんの意見はどうだろう? 今回のBGMは、スタンリー・キューブリックがアントニー・バージェスの小説を映像化したシニカルな世界のサウンドトラック。 UKエイジアンと呼ばれるタルヴィン・シンにしようとも思ったが、今回はこちらで・・・。 PR
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このサントラは大好きです。これほどベートーベンを不気味に感じたのは後にも先にもこれだけです。 |
>制作者の伝えたい事を、自分の感性はきちんとすくい上げることができているのだろうか・ |
そうですなぁ・・・世界は狭いどころか、お金さえ出せば月さえも行けるし秘境もなくなったし・・・・・行けませんdeathが。 |
メイドさんが作って…メイドまだか |
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