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日々是好日〜読書日記〜{Revised ed.}

ありとあらゆる本の読後感想。時に映画・旅・恋愛ネタなど。
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04.20.00:53

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12.14.08:51

「以上でよろしかったでしょうか?」「ワタクシ的には全然OKですが、それってどうよ?」

時代の流れとともに、物事の価値観・使い方は変化していく。
例えば<美人>の基準。
今で言えば「下膨れ」で一蹴されてしまう顔つきも、時代を遡れば<美人>の代表であった。

だが、変化の過渡期にあると、そこには少なからぬ問題が生じてくる。
以前からの価値観を愛用するものと、新しい価値観を好むものとの対立。
前者は後者を
「今どきの若者は・・・」
と言い、後者は前者を
「自分が理解できないからって・・・」
と言う。

どちらも、ある意味感覚的・感情的に「受け入れることができない」のだろう。
改めて理由を訊かれると、おそらくはっきりとは答えられない。
しかし、そこにはなんらかの<理由>があるはず。

今日の一冊。
「問題な日本語」
(北原保雄 編、大修館書店)

感覚的に「耳障り」な<問題な日本語>をとりあげ、それが生まれてきた理由・使い方などを解説している。

頭ごなしに否定するのではなく、「なぜそうなったのか?」を知っておくこと。
論理に裏打ちされた意見をだせること。
それが<スマート>な生き方になるのではないか。

でも、こういう「ことばの問題」を取り上げた本は、大抵が「前者」から「後者」をみて書かれている。
「後者」から「前者」に向けて書かれた、この手の本はないものだろうか?
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無題

ワカモノがご年配にモノ申す…
申せなさそうですね。
やっぱりご年配の言うことは筋が通ってますから
負けてしまいそうです。

ワカモノにも筋の通ったことが言える人もいるけど
それが世界中のワカモノ共通の言葉として
認めてもらえるというわけでもありません×

若者というだけで
「今時の…」と同じ目で見られてしまう。

意外に弱い立場なのは
若者の方なのかも知れませんね。
(自称ワカモノの意見)

  • 2004年12月14日火
  • maria
  • 編集

無題

「て、かんじみたいな〜」や「強め」などなど。
イマドキのコトバってどんどん曖昧な物言いになっていると思います。キモチワルイくらい。
みんなハッキリ言って、嫌われるのが怖いんだと思います。
「ワタクシ的に全然OK」だってOKなのは「私」なんじゃなくって、「わたくし的」→「わたしとしては」なんですから。まどろっこしいったらありゃしません。「全然」って使っちゃうのもほんとうは「私としては、全然問題ありません」といいたかったのを何か省略してあんな語になってるんだと思います。もっと自信もってしゃべりたいもんです。

  • 2004年12月14日火
  • URL
  • とうまあやこ
  • 編集

無題

話の本質とずれますけど.....なんだっけ、「今どきの若い者は〜」の木簡が見つかったとか、壁に文字が刻んであったとかって、ありませんでしたっけ?
既存の文化に傷口を入れられるのは、若者の特権のような気もします。言葉は様式美的な点もありますが、生き物です。だから、後世の人間に最終決定権があると思います。
 曖昧な表現って、皮膚感覚で身につけてるんでしょうね、若者の読書って少ないらしいですし(僕も若者ですけど)。それと、テレビの影響。方言にしても、だいぶ減ってきている気がします。

無題

変わるのは必然ですけど、無闇にそれを認めると、わずか数世代で話が通じなくなりますから…。
若いうちは(私はまだ若いですよ)、その寂しさや不便さに気付きにくいのでしょう。

  • 2004年12月15日水
  • URL
  • 菜園チスト
  • 編集

無題

「なぜ」を知るのは面白そう。意外な発見があるのかもしれないし...

無題

ありがとうございます。

>>maria様
どちらが弱者なのか、と言われるとどうしても<若者>となってしまうのでしょうね。
でも彼らもいずれ強者の仲間入り(w)
>>とうま様。
自分の内心を深く吐露したくない、って一種の防衛反応がどっかで働いてるんでしょう。もしくは深入りしたくない、とかですね。
でも自信を持ってしゃべって欲しいもの。
>>仲達様、菜園チスト様。
無論おっしゃる通りで。ただ、そうやってつけた<傷口>が後々まで残せるものなのかどうか。
うつろい変わっていくことは当然です。
最終的にどちらが良かったことなのか、を決めるのは、更に後世のひとたちになるのでしょう。
>>K-taro様
知ることは面白いことです。

  • 2004年12月15日水
  • URL
  • say_say_say/
  • 編集

無題

読み書きそろばんで育った人間がパソコンを理解出来無い、パソコンで育った人間は読み書きそろばんが出来無い。お互いその時代に不可欠なものを認めて行けないのでは。しかし、必ずどこかで、お互いの持ち合わせる知識や言葉が必要で、吸収していないが為に苦労する事も今後出てくると・・・

無題

 こんばんは。
 こうやって、ブログを始めて、さらに言葉の難しさを思い知らされています。
 結局、言葉というのは、自分自身を表現することであるとともに、相手とコミュニケーションをするための重要な手段であるということを再認識もできました。

 言葉の使用法の変化とその原因については、留意しておかなければなりませんね。

無題

>でも、こういう「ことばの問題」を取り上げた本は、大抵が「前者」から「後者」をみて書かれている。
「後者」から「前者」に向けて書かれた、この手の本はないものだろうか?


同感です。
どちらかというと「前者」に属している私としては、このブログでも、意図的に「後者」に向かって、「どうよ!?」と発信しているつもりなんですが、「それはですねぇ」という反応がないのが、実に歯がゆいです。

それはそうと、学生生活を送っているうちに一学年上の先輩のことを「1個上」と言うのに無抵抗になっていきている自分がいるのですが。。。

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