01.23.18:25
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05.29.09:17
映画<ダ・ヴィンチ・コード>は、かなりの冷笑をもって迎えられているようだ。
少なくとも世界的には。 カンヌ映画祭ではやじが飛び、諸外国では上映禁止やSONY製品の不買運動など。 見た目の派手さに幻惑されて中身がない、というのは米映画の大作では珍しくもない。 また、原作つきのモノなら、原作との違いで叩かれるのも当然。 <ロード・オブ・ザ・リング>のように絶賛される方が珍しいだろう。 小説(文章)と映画(映像)では、その表現方法が異なる。 小説を映画化するにせよ、映画をノヴェライズするにせよ、そのまま移し変えるだけでは<原作>の魅力は伝わらない。 これが、異国語の文章を日本語に持っていくとなると、どれだけの力量が必要となるのか? 今日の一冊。 「特盛!SF翻訳講座−翻訳のウラ話、業界のウラ話−」 (大森 望、研究社) (出版社のリンクはこちら) 元・新潮社の編集者で現・翻訳家(いかに他の仕事が多くとも・・・とは本人談)の著者が89年〜95年にかけて<S-Fマガジン>に連載したコラムを中心にした翻訳指南書。 バベルの塔を阻む壁。 その壁を越えんと東奔西走。 最近は翻訳書以外の仕事が多い筆者。 どちらかというと翻訳書以外でのファンが多いのではないだろうか。 かくいう僕の場合、最初期(86年)の「惑星救出計画」(<ダーコーヴァ>、M.Z.ブラッドリー)からほぼすべてをリアルタイムで読んでいる。 気がついたら同じ翻訳家だった、というモノも多いので、特に意識はしていなかったのだが・・・。 筆者のHPはかなり面白い。 宗教論争絡みでの叩かれるのは、別に<ダ・ヴィンチ・コード>だけではない。 <ハリー・ポッター>だって同様の批判はいくらもある。 それでも関係者の発言どおりで、「とにかく観てもらえるじゃないか」というのが正解だろう。 なんのかのと言いつつ、続編(序章?)製作も決定しているようだし・・・。 タイトルは「タテのものをヨコにもしない」(この言葉の意味はこちら参照)より改変。 PR
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大森望さんの名は「文学賞メッタ斬り」で知りました。 |
細かいところは理解できないからお気楽に楽しめるって部分もありますね。 |
こんばんは。 |
映画そこまで不評なんですかね…ダ・ヴィンチコード。 |
折角なので、明日のレディの日に観に行く予定です・・・。 |
私の周りでも「ダ・ヴィンチ・コード」を見に行って、面白かったという人はいませんね。映像と映画では根本的に表現方法が違いますから、その魅力を伝えるのは困難です。 |
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