02.04.06:46
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07.15.07:39
某所(笑)由来のアンケートであります。
まずはコミック編から。語ってます、長いです。 (1):所持数は? ・・・「お前は今までに喰ったパンの枚数を覚えているのか?」 (byディオ・ブランドー) 流石に5ケタはいってないと信じたい。 (2):今読んでいるものは? 「うちの大家族Vol.2」(重野なおき、双葉社アクションコミックス) 大家族モノ4コマ。 「超人ロック・ひとりぼっちのプリンセス」(聖悠紀、ビブロス) <超人ロック>最新巻。同時発売の「冬の虹Vol.3」(少年画報社)も。 「蟲師Vol.6」(漆原友紀、講談社アフタヌーンコミックス) アニメ化?うーん・・・。 「鳥類悲願始末人」(明智抄、ソノラマコミック文庫) <始末人シリーズ>文庫化第二弾。 ・・・この辺並行。 (3):最後に買ったのは? 上記の「うちの大家族Vol.2」。 (4):思い入れのある5つ 「神様」他の別格な方々は外します(石森章太郎氏の選集が角川から出るとか・・・ひそかに狙ってたり)。 で、基本的に今回はSFに縛ってみる。で、6つにさせてもらう。 (7月16日訂正);長くて読みにくいので、一旦タイトルだけ挙げる形式に変更。 語るのは<続く>で。 「化石(いし)の記憶」(たがみよしひさ、秋田書店、全3巻) 「ラブ・シンクロイド」(柴田昌弘、メディアファクトリー文庫、全5巻) 「So What!?」(わかつきめぐみ、白泉社、全6巻(花とゆめコミックス)/全4巻(白泉社文庫)) 「マップス」(長谷川裕一、メディアファクトリー文庫、全10巻) 「SHORT TWIST」(佐々木淳子、小学館プチフラワーコミックス、全1巻) 「SF大将」(とり・みき、ハヤカワ文庫JA、全1巻) 「化石(いし)の記憶」(たがみよしひさ、秋田書店、全3巻) <軽シン>(メディアファクトリー文庫、全5巻。ちなみに現在<スプラウト>が連載中。秋田書店より5巻まで)でこの世界に引きずり込まれたクチだが、 あえてハードボイルド/SFの白眉としてこちらを挙げる。 ジュラ紀の恐竜の化石と共に、現行人類の頭部の化石が見つかる。しかも、復顔するとそれは<発掘者本人の顔>だった・・・。 その謎に巻き込まれた男の逃避行。そして、その先に現れるモノは? <AKIRA>などと同じ大判で、現在のところ文庫などにも落ちていないため入手は困難。 「ラブ・シンクロイド」(柴田昌弘、メディアファクトリー文庫、全5巻) <紅い牙>(同文庫、全12巻)とどちらを挙げるか迷ったが、きちんと世界が完結しているという意味でこちらを挙げる。 女だらけの惑星オーパ。そこで唯一の<シンクロイド>として同期した地球の高校生、シュン。しかしその惑星はハーレムではなく、異常な恐怖政治の支配する惑星だった。 レジスタンスとして戦いに身を投じるシュン。次第に彼は世界の謎に迫る・・・。 <クラダルマ>(少年画報社文庫、全15巻)なども嫌いではないが、SFとしてはこの頃の作品(含む短編)が一番脂がのっていたように思う。 ちなみに砂姫明日香(和田慎二<超少女明日香>)と小松崎蘭の競演「獏」もこの頃。 「So What!?」(わかつきめぐみ、白泉社、全6巻(花とゆめコミックス)/全4巻(白泉社文庫)) いろんな意味で最高ランク(自分の中で)の作品。 たったひとりの肉親である祖父の危篤の知らせを受け駆けつける高校生の阿梨。しかし、まっどさいえんちすと(笑)の祖父はすでに亡く・・・。 彼の作ったタイムマシンの暴走でこの世界に引きずり込まれたライムと、ライムが気がかりで<幽霊>となってこの世に残った祖父との同居が始まる・・・。 <トライアングル・プレイス>(梶尾真治「美亜へ贈る真珠」に近い)などの初期のSFの香りが残る、とても柔らかな、そして、あたたかな世界。 ZABADAKやムーンラーダース一派、ブレイクする前のcarnation、メトロファルスやライオンメリィなど、この方には音楽面でもいろいろ影響を受けた。 (イメージアルバムを鈴木慶一氏が作っている!) 白泉社系の作品には「1/4スペース」という雑誌掲載時は広告になっている部分があるが、そこに単行本収録時に書かれた戯言がまた楽しい。できれば文庫でなく、入手困難だが原本を探して欲しい。 「マップス」(長谷川裕一、メディアファクトリー文庫、全10巻) 現在は「鉄人28号」のリメイクや「ガンダム」アナザーワールドの方が一般には知られているかもしれない作者の初期の大長編。 普通の日本の高校生・十鬼島ゲンの前に現れた、カリオンと名乗る美貌の宇宙海賊。彼女によれば、ゲンは「さまよえる星人」の子孫で、その身体に秘宝<風巻く光>の謎が隠されているという。 このふたりの出会いは、やがて全銀河を揺るがす大戦争への、ほんの発端でしかなかった・・・。 ”絵がアレだ”/”いやアレだからイイんだ”と言われまくる(苦笑)作者だが、おそらくスペースオペラとしては世界最大級の風呂敷を広げ、そしてものの見事に畳んでみせた。 かの<レンズマン>(E.E.<doc>.スミス)をもしのぐ傑作。 長谷川裕一&SF論の書籍も出ているが、できれば一切の予備知識なしで一気に読み通して欲しい。その方が、最高のS.O.W.を味わえるはずだ。 「SHORT TWIST」(佐々木淳子、小学館プチフラワーコミックス、全1巻) ガイア仮説と環境問題を先取りしたような傑作「ダークグリーン」(メディアファクトリー文庫)や「ジュラシック・パーク」をはるかに先取りした「青い竜の谷」 (角川書店)など、ある意味日本屈指のSF作家である著者の、一巻ものSF。 主人公の女性である操と彼女の友人である巧美は、ある日突然謎の外国人に命を狙われ始める。 操の意識は、突然過去(3歳とか)や未来(老後)の<操>に跳んでしまうのだが、そのきっかけを作る事になるのが、やがて科学者となる巧美の引き起こす事故だと主張する外国人(彼もその事故に巻き込まれたらしい)。 その時間軸の「小さなねじれ」を断ち切ろうと二人を狙う外国人。操たちは「殺される」以外の方法を探るが、やがて・・・。 最後のオチがかなりすごい。もっとSFを描いて欲しい。ごくごく最近<超人ロック>のアナザーストーリーという形で「G・ZOOへようこそ」(ビブロス)が出ているが、 この方が本気を出して描いたSFをもっと読んでみたい(需要がないのだろうが・・・)。 「SF大将」(とり・みき、ハヤカワ文庫JA、全1巻) 「愛のさかあがり」(ちくま文庫)のオジギビト考現学やイタイ話、「遠くへいきたい」(河出書房新社)の変則9コマなどで知られる著者。 古今の名作SFを顴骨奪取・解体し再構築、ナンセンスギャグとして仕上げた至宝の一冊。 濃いSF読みでも、そうでなくても楽しめる。 連載誌の廃刊で中断した「石神伝説」の再開を切に望む。 ・・・ホントウはもっとたくさん挙げたい(SFに縛るだけでも)のだが、それこそ別のblogになってしまうのでここまで。 もっと<濃い>に違いないと期待していた方もいらっしゃるだろうか?そういう方は書名を挙げてみてもらいたい。読んでいれば反応するので・・・。 PR
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バトンを受け取ってくださってありがとうございました^-^ |
ふ〜ん。 |
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コミックはぜ〜んぜん読まぬでわかりませんので… |
「マップス」は面白かったですねえ。 |
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