01.24.06:12
|
05.18.09:04
男性と女性の区別が意味をなさなくなりつつある現代。
男は外へ、女は家に・・・という時代ではなくなりかけている。 育児休暇をとる男性や<主夫>も増えた。 性同一性障害、トランスジェンダーという言葉・概念もかなり広まっている。 自分の「肉体の性」と「こころの性」の違いにとまどうひと達。 こころの性に合わせて肉体を変えることが(条件つきだが)認められて以来、多くのひとが自分の<性>と真正面から向き合うようになってきている。 だが、上記のようなひと達も、「肉体の性」は<男>か<女>であるだろう。 肉体的に<男>でもあり<女>でもある存在を、人々はどうとらえるのか? 今日の一冊。 「両性具有」 (パトリック・グライユ、原書房) 中性ヨーロッパの医学・文学・芸術の中で扱われてきた<半陰陽なるものたち>を通して描く、「薄明かりの中の精神史」。 完全なる存在はこの世にはない。 不完全だからこそ、愛おしいのではないか? 両性具有が<完全な存在>なのかは、おそらくキリスト教圏ではそうとう論議されているだろう。 神や天使には「性」はない(両方の性を合わせ持つ?)とされるから。 一方で、よく引き合いに出されるだろうギリシャや北欧の神々。彼らはとても人間くさい(本来は逆なのだけれども)。 不完全な存在に惹かれるのは、そうした「人間くさい神々」へのあこがれなのかもしれない。 性同一性障害についてはこちらのHPが、 また、半陰陽(インターセックス)についてはこちらのHPが入り口になると思う。 PR
|
今朝の読売新聞(ドキュメント・両性の間で)にも載ってましたな |
ブログへのコメント、ありがとうございました。 |
性同一性障害は小脳が小さい人が多いという記事を読んだことがありますが・・・ |
もし自分の子供が性同一性障害だったとしたら・・・? |
|
|