02.02.16:24
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04.09.23:36
今までできていたことが、ある日ある時を境に突然できなくなる。
そのショックはどれほどのものだろう。 事故や病気でいきなり腕が動かなくなる、脚をなくす、視力を失う。 想像してみる、が、想像できるものではない。 失われたものを取り戻そうとする努力は、もちろん大事だが、戻らないものも少なくない。 残された力で、できることはないか? そこでできる事は、新たな世界を広げてはくれないだろうか? 今日の一冊。 「左手のピアニスト-ゲザ・ズィチから舘野泉へ」 (シュミット村木眞寿美、河出書房新社) (出版社のリンクは「こちら」) 2002年、演奏中に脳溢血をきたし右半身に麻痺を残したピアニスト<舘野泉>。 14歳で落馬・銃暴発事故で右腕を失いながらも左手のみのピアニストとして活躍した<ゲザ・ズィチ>。 この二人を軸に、障害を越えた演奏を奏でるピアニストを紹介。 片翼の天使は空を目指す。 更なる妙なる調べを胸に。 実際にはゲザ・ズィチ(「ジチー」との記載もあり)についての伝記に近い本だと思ってもらった方がよい。 舘野氏については、自著である「ひまわりの海」(求龍堂)や「左手のコンチェルト-新たな音楽のはじまり」(佼成出版社)の方を挙げておく。 「左手のピアニストのための曲」は多数ある(この本の帯によれば2600曲以上)とのことだが、では逆はどうなのだろう? つまり「右手のピアニスト」だ。 さっと検索して出てきたのは、故人だがジャズピアニストの<オスカー・ピーターソン>。 彼の演奏をひとつようつべから。 <Alice in wonderland>↓。 「右手のためのピアノ曲」や、「左手のため〜が多いのは何故か?」といった問いに対しては、<こちらの記事>が参考になるだろう。 PR
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ミギーはアメリカでは反転してレフティになるそうで
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