03.12.23:12
|
09.14.09:32
<COCO壱番屋>というカレー宅配チェーンがあるのをご存知だろうか?
通(?)の間では<ココイチ>と略されている。 他にも<イエロースパイス>などいくつか全国展開のチェーン店はあるだろう。 以前の職場では、<ココイチ>の宅配エリアに入っていたこともあり、特にこの半年くらいは愛用されていた。 かくいう僕もそのひとり。 いろんなトッピングができるので、↓のような無謀なコトをやるヤカラもいる。 二ヶ月程度の期間限定カレー、がスペシャルメニューにある。 6月まではスープカレーがツボだった。 7月、新たな期間限定カレーがメニューに載った。 いわく、<黒カレー>。 イカスミを中心に何種類もの野菜その他のエキスを溶け込ませた、なんともクセになるカレー。 8辛くらいにカスタムして食べると、もう、なんというか・・・の世界である。 翌日カラダがきついのが(経験上)分かっているのに、つい頼んでしまっていた。 今日の一冊。 「包丁人味平(7)−カレー戦争[ブラックカレー]篇−」 (牛次郎/ビッグ錠、集英社ホームリミックス) ひとつの駅の改札口に隣立する二大デパート。客を引き込むために勃発する<カレー戦争>。 味平は屋台で・しかも一種類の辛さのカレーですべての人の舌を満足させようとする。 それに対抗せんと繰り出される、「カレーの魔術師」鼻田香作の最終兵器<ブラックカレー>。 人びとは、そのカレーの魔性にとり憑かれるように足を運ぶ。 果たして、その正体とは・・・!? 食にひそむ魔性。 人を滅ぼす、止めることのできない<魔>。 「包丁人味平」自体は、いくつかのヴァージョンが出ている。 今回紹介しているのは、いわゆるコンビニ売りの廉価版だ。 このテの廉価版が濫立してきたせいで、どこのコンビニでも置いてあるわけではない。 しかも雑誌扱いなので買いのがすと手に入れにくいのがタマにキズ。 手に入れるだけなら、文庫の方が簡単かもしれない。 でも、この「熱さ」は、できれば今回の分厚い&大きい誌面で読んで欲しい。 ちなみに表紙を見たい方は、いつもお世話になっている<ざわろぐ>さんのこちらの記事でどうぞw。 ・・・今になって、ココイチの<黒カレー>は<アレ>に似ているような気がしてきたのだ・・・。 もう一個。カレーの中にひそむ<神>に迫ろうとした作品を紹介しておく。 「白の果ての扉」by 竹本健治。 以前も紹介した覚えがあるが・・・。 大学のサークル仲間で始まった「激辛カレー合戦」。 ひとり・ふたりと脱落していく中、主催者はさらなる<辛さ>を求めてインド放浪・スパイス入手まで始める。 最後に残った主人公(語り手)が脱落しても、「彼」は独り探究を続ける。 そして、「彼」が扉の果てに見たものは・・・? 現行本としては「フォア・フォーズの素数」(角川文庫)に収録。 カレーが小道具として出てくる推理小説としては北森鴻の連作集「メインディッシュ」(集英社文庫)中の「キッチンマジック」がおススめ。 ただし、この本にも北森氏の得意技である「すべての収録短編が有機的に絡み合う」サプライズが仕掛けられている。 この一篇だけ取り出すのでなく(一気に、でなくてもよいので)本の頭から順番に読み進めて欲しい。 PR
|
してしまえ~! |
あー、ブラックカレー懐かしい・・・
|
昨日テレビでカレーを見て思わずココイチに原付走らせてしまいました。
|
|
|