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日々是好日〜読書日記〜{Revised ed.}

ありとあらゆる本の読後感想。時に映画・旅・恋愛ネタなど。
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04.26.14:46

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10.08.09:03

小粒でピリリと辛い珠玉の宝石を、貴女とともに・・・。

僕にとって、書店めぐりはほとんど毎日の義務のようになっている。
とは言っても、実際には行ける書店の数は決まっているし、二日に一度くらい行ければいい状況になっている。

以前の記事でもあげた事があったように思うが、最近の本は分厚い。
某魔法少年ものに触発された<児童ファンタジー>の過剰輸入しかり。
文庫本ですら1000円越えるものが珍しくなくなってきた。
・・・某文庫のように、あとから<分冊版>を出したりする卑怯なやり方は別問題として。

物語世界のあらゆる情報・状況・さらにはペダンティックな知識まで。
ありったけの情報を事細かに書き込んで肉付けする。
そうすることで<リアリティ>が増す、と言いたいのかもしれない。

でも、と思う。
ゴロゴロ転がされているだけのダイヤの原石よりも、磨き挙げられたトンボ玉の方が、よっぽど美しいのではないか?と。

今日の一冊。
「ショートショートの世界」
(高井 信、集英社新書)

日本では1970年代〜90年代前半までに全盛を誇ったショートショート
昨今ではあまり注目されることのない、これらキラ星の魅力を伝えようとする一冊。

極限まで磨き挙げられた感性。
受けとめるアンテナは当然研ぎすますべき。

もちろん、長編と短編、さらにショートショートは、その技法自体にも違いがあるし、作家の得手不得手もあるので一概には比較できない。
でも、<ショートショートの神様>と呼ばれた星 新一氏にも「夢魔の標的」という長編があるし、大半のショートショートの名手は長編も上手い。

この本の中で紹介されている「最も短い物語」は「もしイブが妊娠しなかったら」(エドワード・ウェレン)で、本文が一行もないのだそうだ。
・・・落語考え落ちに近い。
ちなみに、もっとも短い手紙のやり取りは
「?」「!」
だったと記憶している。
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無題

小さい子は説明というのが下手で、どうでもいい事まで細々と話しますが、やたら厚い本というのはそれに近いのかも知れない…というのは言い過ぎでしょうか?

  • 2005年10月08日土
  • URL
  • 菜園チスト
  • 編集

無題

書店巡りがいつの間にかAmazonに変わっている今日この頃・・・。やってきてビックリの分厚さの本も。「これじゃあ、電車の中で読めないよ〜」と嘆くこともしばしば・・・。

  • 2005年10月08日土
  • URL
  • はねもね
  • 編集

無題

即座に注文してしまった私は阿刀田高ファンですが、何か?[^^?]

無題

ショートショートとの出会いは小学校の国語の時間(笑
なぜか星新一さんの本を先生が読んでくれたんです

それから星ワールドにはまりっぱなしデス。

トンボ玉って見てるのは良いんですが作るのは大変ですよ〜
出会ってかれこれ5年余り。
未だ先生におけっ!って言ってもらえない・・・・・(泣

  • 2005年10月08日土
  • URL
  • みっちょ
  • 編集

無題

「?」「!」
確かヴィクトル・ユゴーと書店さんのやり取りでしたっけ?
自身の本の売れ行きについて訊ねたとかで。

今ならきっと顔文字でやり取りしたことでしょうね。

無題

 こんばんは。
 ショートショート、何度か試してみましたが、難しいですね。
 どうやら当方、だらだら型のようです…。

無題

中吊りのショートショートなんかも大好きです。
通勤途上で発見した日はうれしくなってしまう。

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