04.21.08:07
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10.08.09:03
僕にとって、書店めぐりはほとんど毎日の義務のようになっている。
とは言っても、実際には行ける書店の数は決まっているし、二日に一度くらい行ければいい状況になっている。 以前の記事でもあげた事があったように思うが、最近の本は分厚い。 某魔法少年ものに触発された<児童ファンタジー>の過剰輸入しかり。 文庫本ですら1000円越えるものが珍しくなくなってきた。 ・・・某文庫のように、あとから<分冊版>を出したりする卑怯なやり方は別問題として。 物語世界のあらゆる情報・状況・さらにはペダンティックな知識まで。 ありったけの情報を事細かに書き込んで肉付けする。 そうすることで<リアリティ>が増す、と言いたいのかもしれない。 でも、と思う。 ゴロゴロ転がされているだけのダイヤの原石よりも、磨き挙げられたトンボ玉の方が、よっぽど美しいのではないか?と。 今日の一冊。 「ショートショートの世界」 (高井 信、集英社新書) 日本では1970年代〜90年代前半までに全盛を誇ったショートショート。 昨今ではあまり注目されることのない、これらキラ星の魅力を伝えようとする一冊。 極限まで磨き挙げられた感性。 受けとめるアンテナは当然研ぎすますべき。 もちろん、長編と短編、さらにショートショートは、その技法自体にも違いがあるし、作家の得手不得手もあるので一概には比較できない。 でも、<ショートショートの神様>と呼ばれた星 新一氏にも「夢魔の標的」という長編があるし、大半のショートショートの名手は長編も上手い。 この本の中で紹介されている「最も短い物語」は「もしイブが妊娠しなかったら」(エドワード・ウェレン)で、本文が一行もないのだそうだ。 ・・・落語の考え落ちに近い。 ちなみに、もっとも短い手紙のやり取りは 「?」「!」 だったと記憶している。 PR
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小さい子は説明というのが下手で、どうでもいい事まで細々と話しますが、やたら厚い本というのはそれに近いのかも知れない…というのは言い過ぎでしょうか? |
書店巡りがいつの間にかAmazonに変わっている今日この頃・・・。やってきてビックリの分厚さの本も。「これじゃあ、電車の中で読めないよ〜」と嘆くこともしばしば・・・。 |
即座に注文してしまった私は阿刀田高ファンですが、何か?[^^?] |
ショートショートとの出会いは小学校の国語の時間(笑 |
「?」「!」 |
こんばんは。 |
中吊りのショートショートなんかも大好きです。 |
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