01.23.11:39
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01.14.15:40
幼少児期の記憶、というのは、かなりその後を支配する。
幼稚園か小学校低学年の頃だったと思う。 母方の祖母の家へ遊びに行った。 「say*3(無論本名でw)が来たし、今日はご馳走にしようかね」。 祖母はそう言い、鶏小屋へ僕を連れていった。 「こいつにしよう」 一匹選び、庭の隅にある手洗い場(WCではない)に向かう僕と祖母。 彼女の手には、鉈があった。 鶏の脚を縄でくくり、逆さ吊りにし・・・。 僕はその場で、一部始終を見ていた。 そして、その夜に出てきたカシワの味を、多分僕はまだ覚えている。 今日の一冊。 「世界屠畜紀行」 (内澤 旬子、解放出版社) (本の表紙写真は<こちら>) 日本の豚・牛などの屠畜からモンゴルの羊・韓国の犬・バリ島の豚の丸焼き・カイロのラクダ・・・ 世界中の「屠畜」の現場を、イラストをまじえて紹介。 命を「いただく」。 崇高とは言わない。だが、目をそらしては、いけない。 上に書いた「記憶」は、決して「偽記憶」ではない。 100%そのまま、ではないが実際に眼前で行われたことだ。 今なら人権・動物愛護なんてメンメンから何かいわれそうだが、当時はごく当たり前の風景だった。 目の前で生き物が命を絶たれる瞬間、というのを見た事がないヒトが増えて、この国は妙な方向に迷走しはじめた気がする。 トラウマとして残るから・・・なんてコトをまことしやかに語る方々もいるのだろう。 だけど、おそらくそう語る人たちにも、かつて目にしたことがある人は多いはずなのだ。 著者がチェコに行ってみようと思い立ったきっかけになった絵本作家、<Josef Lada>の美術館の案内を紹介しておく。 日本でも<こちら>のHPなどで入手可能。 モンゴルで出会った「タルバガン」(カラー写真はこちらとかこちら)の石焼き(ボートグ)についてさがしてみると、こんな記事がみつかった。ただ、こちらによれば、ペストを媒介するノミを持っている場合があるので、現地で奨められても食べない方がよいのだとか・・・。 (こっちの「タルバガン」はさらに食べてはいけない。聴くにとどめておこう。) ラクダ、で思い出した料理にベドウィンの婚礼料理がある。味つけタマゴを鶏に詰め、それを羊に詰め、さらにラクダに詰めて丸焼き。「レシピ」(!)を発見したので紹介しておく。 この本にも登場する東京都中央卸売市場食肉市場・芝浦と場のHPは<こちら>。 タイトルはとり・みき「SF大将」収録「スターシップと俳句」より。ちとうろ覚えだが・・・orz。 PR
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祖母の鶏小屋から失敬した、ぬるい卵を「ヒヨコいるかも…」と恐る恐る割って卵かけゴハン。20年経っても忘れられない味!美味しかった…。
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ごめんなさい…。
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僕も幼少の頃ウばーちゃんち(父方)行った時、裏の藪で鶏を締めてるとこ目撃。
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今だ家畜の堵殺には立ち会ったことないです。たぶんこれからもないだろうなぁ。
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映像以外では、切り分けられた肉しか見たこと無いですが、今年もいただきました、鹿と猪。捕った方の顔がわかるというのは、不思議ととてもありがたく思えるものなんですよねぇ。 |
あまりにグロいかなと思いコメントは修正したのに、タイトルを直さなかったのでおかしな事になってます;
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生きるに必要な、だけど生々しい物(事)を隠すのが文明、隠さないのは野蛮、と乱暴に分類した上で、しかし隠す事によって妙な方向に迷走し始めたとすれば、いったいどっちが野蛮なのやら。 |
こちらで本日18時まで、一般販売に先駆けて予約受付ています
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