忍者ブログ

日々是好日〜読書日記〜{Revised ed.}

ありとあらゆる本の読後感想。時に映画・旅・恋愛ネタなど。
12 2025/01 1 2 3 45 6 7 8 9 10 1112 13 14 15 16 17 1819 20 21 22 23 24 2526 27 28 29 30 31 02

01.23.10:28

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

01.03.09:08

ぼくの感じる<世界>、きみの住む<日常>

僕は今、自宅の寝床の中でこれを書いている。
今日で僕の<新年>は終わり、明日から日常が帰ってくる。

<日常>・・・?
世界とのつながりを<日常>と呼ぶなら、その<日常>はみんな同じとは限らない。

以前の記事でも書いたが、五感を通じてつながる<世界>は、隣の愛するひとの感じる<世界>とは違うかもしれない。

僕の感じる<世界>、<日常>が、たとえきみの感じる<世界>と異なっていても、きみを愛する気持ちに変わりはない。
でも、その事を話せば、きみは僕から遠ざかっていく、間違いなく。
だから、僕は「普通」のふりをする。

きみの感じる<世界>も世間一般の「常識的な世界」とは違うかもしれない。
でも、その確率は、限りなく低い。

そんなふたりが出会うとしたら、それは、神の気まぐれなのだろうか・・・。

今日はまず映画のご紹介。
「ギミー・ヘブン」
(2005、日本、監督:松浦徹)

<共感覚><Synaesthesia>)と呼ばれる「ある感覚(例えば視覚)刺激で他の感覚(例えば触覚)を一緒に感じてしまう」感覚。
誰にも理解してもらえない<共感覚>を持った男(江口洋介)と女(宮崎あおい)が出会ったとき。
そこから悲劇が始まる・・・。
1月14日(土)、ユーロスペースを皮切りに全国順次ロードショウ。

そして、この映画を紹介するきっかけとなった一冊。
「共感覚者の驚くべき日常-形を味わう人、色を聴く人-」
(R.E.シトーウィック、草思社)

ひとりの共感覚者と出会ったneurologistが、彼を研究する中で解きほぐしていく、感覚/意識の正体。

世界はゆらぎ続ける。
そのゆらぎを止めるのは、自分自身。

Neurologistは訳書では「神経科医」となっているが、日本で言う「神経科」ではないだろう。
日本の「神経科」は「精神科」のことだからだ。
日本では「神経内科」という部門になるのだが、普通はあまりなじみのない言葉だろう。
実質、そういう科があることを知らないで脳外科にかかるひともいる。
あくまでそちらは<外科>なのだ。
訳を読む限り、この著者は日本では「神経内科」のフィールドにはいる人だろう。

参考としてこちらをあげておく。
PR

無題

「共感覚」記憶力の天才や暗算の達人に多いみたいですね。
数字に映像が見えるとか、色に味があるとか・・・
別の器官が同時に刺激されるのが「共感覚」ならば
ミントを食べたあと水を飲むと実際の温度より冷たく感じるというのも
ある意味、万人が感じる「共感覚」なのかも。

  • 2006年01月03日火
  • URL
  • けろきょろ
  • 編集

無題

文字がカラフルに見えるなんてどんな気分なんだろう???
小説読んでいても単語ひとつひとつの色のイメージが強すぎて
集中出来ないんじゃないかなぁ・・・

それにしてもTB・・・ひどいxxx
承認制にしてみたらどうでしょう?

URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACKBACK

TRACKBACK-URL