01.23.10:31
|
04.19.09:09
この春から、職場での肩書きが少し増えた。
RPGで言えばレベルupしたようなものかもしれない。 自分の中では、特に何も変わった感じはない。 どちらかと言うと現場主義の人間なので、肩書きが増えて雑務が増えるのは本末転倒とも思う。 しかし、世間ではこの<肩書き>というのがハバを効かせる。 同じコトをしていても<肩書き>があれば受け入れられる(その逆もあるが)。 フィルターを外して見つめることは、なかなか難しい。 今日の一冊。 「水はなんにも知らないよ」 (左巻 健男、ディスカヴァー・21) (出版社のリンクは「こちら」) かのベストセラー「水は答えを知っている」を始めとし、種々の「健康にいい水」のビジネスを徹底検証する。 肩書きをはずした自分、生の自分。 理解してくれるのは、いったい、誰か? ちょっと今回のネタふりは(いつもに増して)分かりにくいと思うので補足。 「水は〜」の検証は、「トンデモ本の世界」(と学会)の中でなされている。 正直、検証のレベルはこちらの方が高いと思う。 また、こういった<水>ビジネスの話はこの本が初めてという訳でもない。 最近では<と学会>の中にも大学教授がいたりするのだが、一般的なイメージおよび認知度はあまり高いとは言えない。 一方、今回紹介の著者は同志社女子大の教授らしい。科学リテラシーの向上を目指していろいろと活動されているようだ。 二冊ならべて「どっちにしますか?」と言われれば、100人中90人以上は後者を選ぶだろう。 僕のように「濫読積ん読当たり前」の人間でなければ、その反応が普通なのかもしれないが・・・。 もう一点。 今回の本は創刊されたばかりの新書の一冊。装丁とタイトルで眼をひきつけるが、コストパフォーマンスはいいとは言えない。この本で1000円(税抜き)は、正直高いと思う。 この数年以上「新書ブーム」のようで次から次へと創刊・刊行されているが、玉石混交があまりにもひどい。 岩波アクティブ新書が撤退したのが1年くらい前だったように記憶しているが、他にも淘汰されるべき<新書>は多いのではないか? 駆逐されるのは「良貨」ばかりではないのだろう。 インターネットのサーチエンジンを鵜呑みにしてはいけないが、本になっているからと言って信用していいかも怪しい。 どちらにしても、判断力は大事なのだ。 今回のタイトルは<プリズナーNo.6>の主人公のせりふを改変。 DVD-BOX欲しい・・・。 PR
|
「水は答えを知っている」の本って結構知られてるし話題にもなってましたよね。
|
いわゆる、昇進おめでとうってことですか。
|
肩書きいっぱいのお名刺をいただいたりいたしますが、そういうお方に限って(以下省略w
|
納豆事件以後ニセ科学について
|
「水は答えを知っている」持ってますけど、たまたま書店の店頭で写真に魅かれて買ったもので、中身について科学的検証なんて思いもよりませんでした(笑)
|
|
|